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2014年TVアニメ感想総評・簡易版

毎年恒例、TVアニメ感想総評の2014年版です。十部門ごとにランキングをつけ合計得点で最終的にトップ10を選出します。
簡易といいつつまた長くなりそうなので今回はまず最初に結果を出してしまいたいと思います。


1位:ラブライブ!2期(52)
2位:結城友奈は勇者である(27)
3位:メカクシティアクターズ(25)
4位:キルラキル(22)
5位:ご注文はうさぎですか?(21)
同6位:神撃のバハムートGENESIS(19)
同6位:スペースダンディ第一期&第二期(19)
8位:ハイキュー!!(17)
同9位:悪魔のリドル(15)
同9位:魔法科高校の劣等生(15)


……どうしてこうなった!?
と、恐らく多くの人が疑問に思い納得しかねるランキングになっていると推察しますが、誰よりも筆者自身がこのランキングの意味するところがわからず相当困惑しました。他にもっとこう、あっただろ!!……と。
しかし結果はこう出ちゃったので、何でそうなったかは各部門ごとに検証していきます。興味ない人は以下は読まなくていいです。

脚本構成

1・凪のあすから
2・ガンダムビルドファイターズ
3・ラブライブ!2期
4・普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
5・結城友奈は勇者である
6・スペースダンディ 第一期&第二期
7・selector infected WIXOSS & spread WIXOSS
8・Free! Eternal Summer
9・そにアニ
10・サムライフラメンコ


凪あすは前フリとなる1クール目が2013年放送なので少し迷ったのだが、むしろ2014年放送ぶんだけに絞った方が脚本の評価自体は上がるわけで1位とした。
ガンダムBFとラブライブ2期は共に内輪受けで終わりかねない既存ファンへの徹底したサービスを行いながら、同時に新規層の掘り起こしに成功した稀有な例。どちらもサンライズで方法論が少し似ているのが興味深いが、全体の仕掛けや整合性を加味して2位をガンダムBFとした。ラブライブ2期は「μ'sはみんなで叶える物語」→「μ'sはこの九人じゃなきゃ嫌なのでおしまいにします!!」の繋ぎ方など各話単体だと感動的でも連続すると引っかかる点が目立つのが何というか、完全パワー型の脚本だったよなーという印象。
対して【ろこどる】は脚本のテクニカルな完成度だけなら14年でもピカイチだったのだが、いかんせん地味。
結城友奈は中盤の勢いと比べて序盤のもたつき、まとめの雑さが極端。Selectorも一期の緊張感が二期になると薄れてしまったのが惜しかった。Free!ESは逆にまとめの爽やかさ、一期で残された問題にきちんとケリをつけられたことがよかった。
ダンディとそにアニはオムニバスの面白さ。特にそにアニは14年の隠れた佳作。
サムメンコは……個人的には大好きだったよ!!

作画演出

1・神撃のバハムートGENESIS
2・ハイキュー!!
3・ピンポン
4・スペースダンディ 第一期&第二期
5・ラブライブ!2期
6・ガンダムビルドファイターズ
7・ウィッチクラフトワークス
8・蟲師続章 第一期&第二期
9・ヤマノススメ セカンドシーズン
10・Free! Eternal Summer


超・ハイレベルな大激戦。
Fate/UBW第一期が入らない!! 京アニですら弾き出される寸前で、ギリギリFree!ESだけ滑り込んだ状態。
1位はもう仕方ない。これを超えるTVアニメが果たして今後出てくるのか……いや出てきちゃむしろマズいんじゃないかという異常なバランスブレイカー。
2位はピンポン、スペダンという通好みの神作画アニメを押さえてハイキューとした。ハイキューはピンポン・スペダンと同じアーティスティックな作画領域に片足踏み込みながらも、あくまで少年スポーツアニメとしての最高レベルを目指しているのが見ていて素直に気持ちがいい。ちなみに黒バス二期も一期と並ぶレベルは維持していたのだが、ハイキューが出てきたせいで少し見劣りしてしまった。IGジャンプアニメの切磋琢磨は素晴らしい。
ラブライブ2期とガンダムBFはここでも競り合って、こっちはCGライブの超絶進化でラブライブ2期に軍配。
ウィッチクラフトワークスは、これも14年の隠れた佳作。というか14年は佳作が隠され過ぎなんだよな……。
蟲師は一期の総集編ラッシュの影響なのか、二期になってちょっと作画演出が落ち着いたように見えた。ヤマノススメも1クール目の方が一人原画回など見どころが多かった気がする。
……それと、2014年は神作画アニメがこのように大豊作だった一方で、久々に本格的な作画崩壊を起こすアニメが増えていたことにもここで忘れず触れておきたい。

音楽全般

1・ラブライブ!2期
2・キルラキル
3・ご注文はうさぎですか?
4・神撃のバハムートGENESIS
5・悪魔のリドル
6・魔法科高校の劣等生
7・アルドノア・ゼロ 第一期
8・鬼灯の冷徹
9・未確認で進行形
10・WakeUp,Girls!


1位と2位は鉄板だったが、それ以外の順位がなかなか定まらず苦労した。
ごちうさと未確認は、音楽関連全般というなら未確認の方がいいんじゃないかと思うのだが、14年はとにかく「こころぴょんぴょん」の存在感が凄まじくてちょっと3位以下には降ろせなかった……!!
で、未確認の上に劇伴力のバハ&アルドノア、主題歌力の劣等生&鬼灯が入り込んで上がったり下がったり。そこに、しれっと侵入してくる悪魔のリドル!! 「誰にも触らせない」といい「負けたらCDデビュー」といい、曲を使った仕掛けが面白過ぎて無視はできない。
WUGは劇場版主題歌である「タチアガレ」を超える楽曲が本編に出てこなかったのが痛い。

声優演技

1・ラブライブ!2期
2・東京喰種トーキョーグール
3・結城友奈は勇者である
4・キルラキル
5・一週間フレンズ。
6・ばらかもん
7・ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース
8・selector infected WIXOSS & spread WIXOSS
9・異能バトルは日常系のなかで
10・ハナヤマタ


4位までは順当。喰種は1位もあるかなと考えたが、さすがに変態宮野だの変態拷問だのがスクールアイドル卒業の感動を上回るのはどうなのかなーと躊躇してしまった。
結城友奈は、照井春佳の演技だけ取ればこれも未確認の方が好きなんだけど、あの「無理して叫んでる感」が作風とマッチしていたのは絶妙だった。内山夕実黒沢ともよの底知れないポテンシャル、三森すずこ長妻樹里の底力にも感心。
キルラキルは2013年放送の1クール目の方にインパクトが集中していたのがかなり不利に働いた。
一週間フレンズは雨宮天ブレイクのきっかけとしても重要だが、山谷祥生をはじめ他の声優陣のハマり具合も素晴らしかった。
ジョジョは待望の第三部、待望の小野大輔承太郎だったわけだが、ばらかもんの方がやっぱり活き活きして聞こえてしまったなぁ……。いや、ジョジョ第三部の本番はエジプト編だから!!
selectorは本来ならもっと極端に声優アニメ化してもよかったと思うのだが、不思議と一定範囲に収まっていた感覚がある。その一定範囲を赤崎千夏だけが突破していて、特に二期は赤崎千夏が狂気の基準のようになっていた。
異能バトルも早見沙織が突出。あのワンシーンだけで14年の他の芝居の全てを駆逐しかねない……!!
10位滑り込みはハナヤマタ。メインの演技力自体は正直まだまだなんだけど、誰もが大きな可能性を感じさせる若い芝居をしていて、作風とも相俟って好印象だった。

独自性

1・少年ハリウッド 第一期
2・グラスリップ
3・シドニアの騎士 第一期
4・スペースダンディ 第一期&第二期
5・ノーゲーム・ノーライフ
6・ピンポン
7・さばげぶっ!
8・M3〜ソノ黒キ鋼〜
9・ブレイドアンドソウル
10・サムライフラメンコ


1位2位は、まあそうだよね……としか。
シドニアはフルCGという点を除いても、原作絵の再現や独特の世界観などオンリーワンな魅力が強い。
スペダン・ノゲノラ・ピンポンは監督の作家性が強烈に出ているがゆえに、それを映像作品として成立させる周囲のスタッフの努力にも気付かされる。ノゲノラはそもそも、この題材をいしづかあつこに持っていったのが偉い。
さばげぶっ!はドタバタカオスアニメ枠久々の元気な新顔。新年特番もあったし、まだ終わらないのか!?
M3は普通なら完全崩壊しても仕方なかった企画をきちんと「作品」と呼べるレベルまでまとめ上げたことに、佐藤順一岡田麿里の実力を見た。
ブレイドアンドソウルも同様に、企画段階での無茶振りにスタッフはよく応えていたと思う。
サムメンコは逆に、無茶な企画を無茶なまま押し通した感じか。

話題性

1・ラブライブ!2期
2・弱虫ペダル 第一期
3・ハイキュー!!
4・メカクシティアクターズ
5・魔法科高校の劣等生
6・鬼灯の冷徹
7・黒子のバスケ 第二期
8・東京喰種トーキョーグール
9・ご注文はうさぎですか?
10・ガールフレンド(仮)


2014年、神田明神の遥か上空には妖怪と雪の女王が蠢いていたことをゆめゆめ忘れてはならない……。
2014年は世間的には妖怪ウォッチとアナと雪の女王の年であり、他にもCGドラえもんなど深夜TVアニメの文脈からは外れたところで話題を独占する作品には事欠かなかった為、このランキングにどれほど意味があるのか自体が疑問。
それでもラブライブはスクフェスの存在と熱心なラブライバーの皆さんの布教活動もあって、むしろアニメ終了後に急速に一般知名度を上げていった感触がある。
弱ペダとハイキューは掲載誌の格差を覆し、自転車ブームの一端を担った点を考慮して弱ペダを2位に。
メカクシと劣等生は本来のポテンシャルを考えるともっと爆発しているべきだったのだが、アニメの出来に足を引っ張られる悪いパターンのアニメ化になってしまった。それでも劣等生は名を上げたと思うが、メカクシは……どうなんだろう。
喰種も後半の展開に原作ファンから異論が出ていたが、アニメ独自の魅力は強いし原作売り上げも大幅に伸びているので悪いアニメ化とはいえない。逆に鬼灯は原作ファンの評判は上々だけど、アニメとしては刺激が弱かった気がする。
まあ話題作のTVアニメ化で盛大にずっこけた点にかけては2014年にはテラフォーマーズという横綱がいるんで、それと比べれば他は大体成功している。同じヤンジャンの極黒のブリュンヒルデなんて前半だけ見れば大成功だよ!!
あと、話題作でずっこけたといえばガールフレンド(仮)なわけですが、この作品については「実はクオリティは決して低くない」、「よくいわれる美少女動物園フォーマットに忠実」、「人気声優見本市状態」、「原作の鮮度が落ちないうちにスピード感を持ってアニメ化」……と、むしろ外しようがない方法論で外しているのが恐ろしい。結局、必勝の方程式なんてない……。

安定感

1・月刊少女野崎くん
2・未確認で進行形
3・モモキュンソード
4・棺姫のチャイカ 第一期&第二期
5・Fate/stay night[Unlimited Blade Works] 第一期
6・ばらかもん
7・中二病でも恋がしたい!
8・天体のメソッド
9・ソウルイーターノット!
10・となりの関くん


動画工房、驚異の安定力。
野崎くんと未確認だと、未確認の方が作画の遊び・自由度が高かった為にこのランキングだと下位になるが内容は甲乙つけ難い。
そしてこちらも隠れ佳作、モモキュンソード。モモキュンは脚本声優作画お色気と全てが高値安定していたが、根本的に十年前のアニメを現代クオリティでリメイクしたようにしか見えなかったのが切ない。
4位!! チャイカ!! とても安定!!
9位も!! ボンズ!! アクション、大事、とても大事!! ウィ、ガガントス!!
5位でようやくFate/UBW。第一期は溜めの段階とはいえ、ちょっと横綱相撲を取り過ぎな感はある。
ばらかもんは途絶えかけた日テレ深夜の癒やし枠を受け継いでくれて嬉しかった。
中二病二期は一期と比べると明らかにテンションが落ちてしまったが、それでも京アニに求められるラブコメの水準は軽くクリアしていたと思う。天メソは久弥直樹のネームバリューから来る期待感にシナリオが負けていたのが残念だったが、全体の作画クオリティや演出の精度は充分に高かった。
10位はデンキ街と関くん、深夜アニメに参戦したシンエイ動画の二作で争ったのだが、やはりエンタメ作品としての完成度を見ると関くんかなと。

萌え・サービス

1・ご注文はうさぎですか?
2・桜Trick
3・Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!
4・大図書館の羊飼い
5・Free! Eternal Summer
6・ストライク・ザ・ブラッド
7・トリニティセブン
8・ノーゲーム・ノーライフ
9・LOVE STAGE!
10・最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。


もう「萌え」よりも「ポル」の方がいいのかな……。
1位は本来なら日常系として評価されるべきなのだろうが、不思議と「日常系なのに堂々とポルっていて、しかし露骨にエロいわけではない」という謎のラインを維持していてそれが一歩抜きん出た理由なのかなと。
2位は逆にエロさが限界突破し過ぎていて本来の百合日常系を逸脱してしまったパターン。
3位も一期が正統派な熱血魔法少女だったのと比べるとエロ・風呂・リョナが若干過剰化していた印象。
大図書館は逆に古き良き「萌え」を追求した脚本演出が好印象。エロゲー原作の方がむしろ「萌え」に向くのは少し興味深い。
女性向けは2013年に続いてFree!と、DAIGOの姉がDAIGOでBLという驚異の作品LOVE STAGE!。ただ純粋に男の裸を追い求めるだけなら幕末Rockもかなりキテたことは記しておく。
ストブラ・トリニティ・ノゲノラは男の子の正しい性欲を正しくすくい上げた王道。
10位の妹ちょは……ついにBPOを動かしてしまった点で、ある意味2014年最大の問題作。

暴走度

1・魔法戦争
2・悪魔のリドル
3・メカクシティアクターズ
4・WakeUp,Girls!
5・結城友奈は勇者である
6・さばげぶっ!
7・RAIL WARS!
8・俺、ツインテールになります。
9・健全ロボダイミダラー
10・世界征服謀略のズヴィズダー


1位はもはや伝説。原作改変や作画演出の至らなさで崩壊する作品は珍しくもないが、あそこまで忠実にやりきって全力で訳がわからないままブン投げたエンディングは他に見たことがない。まさしく世界を混沌に陥れるラストレクイエムだった……。
2位は狙っている要素と天然でおかしくなった要素が絶妙にブレンドされ、独特の味わいが生まれていた。リドルスタッフにはぜひ艦これでも「チタン装甲でなければ轟沈だった」「魔改造された艦娘が水蜘蛛のように海上を這い回る」「潜水したら檻に閉じ込められてて沈没」「みんな轟沈したと思ったけど無事にぼっち卒業式」くらいはやって欲しい。
3位は、やらかしたというよりも原作者がやりたかったことにスタッフが対応しきれなかったって感じかなぁ。特にBD/DVDで差し替えられてしまったらしいCGOP……。
他は主に狙ってネタを投入して、思い通りに爆発したり誤って炎上させたりのバランスの差。RAIL WARS!は話の展開で、俺ツイは作画で思いもよらない暴発をしていたのは素直に気の毒にもなった。

時代性

1・メカクシティアクターズ
2・信長協奏曲
3・ラブライブ2期
4・結城友奈は勇者である
5・キルラキル
6・残響のテロル
7・魔法科高校の劣等生
8・弱虫ペダル第一期
9・神撃のバハムート
10・ご注文はうさぎですか?


問題はここだ。
悩みに悩んでトップ3がこうなったわけですが、理由を説明するのがとても難しい。
第一には、ラブライブは一期の時点ですでに2013年の時代性1位に選出してしまっているので二年連続はおかしいかなという考えがあったのが大きい。ただし、他に時代を象徴する作品がないなら連続でも構わないとは当然思っていた。
で、ラブライブ2期の対抗馬は果たして存在するか……と思案を巡らせた結果、ふと、そういえばメカクシってどうなったんだっけと思い至った。この時点までメカクシのことは完全に意識の外にありエントリーにも入っていなかった。
それで調べたら……メカクシのBD/DVDって結構売れてるんですよね。あの内容で。しかも一巻一話収録という仕様で。
音楽の面でも後期ラブライブ一色になったせいで失念しがちだが、2014年は本当ならボカロ世代の本格台頭が叫ばれ、ニコニコ出身の「歌い手」達が市民権を得て大活躍する……はずだった。
少なくともメカクシのアニメ放送前まではそういう機運があったはずなのだ。ドワンゴKADOKAWAが合併することでニコニコの地位は更に盤石なものとなり、プロとアマの創作の垣根は消え去る。そんな時代が訪れると、僅か半年ほど前まではみんな本気で言っていたのだ。それがどうしたことか、2014年の終わり頃にはそういう言説がパタッと途絶えていた気がしてならない。
みんな、一体どこへ行ってしまったのか……。
「カゲロウプロジェクト」の存在は、実はボカロ文化・アマ創作の夢の具現なんかではなく、その最後の拠り所だったのかも知れない。
メカクシのアニメが何をもたらし、何を終わらせたのかははっきりとはわからない。ただ、明らかに本腰入れてなかったシャフト、ネタとして消費し速攻で忘れた自分も含めた大多数のアニメファン、持ち上げるだけ持ち上げてそれっきりになったメディア、ゲーム実況と艦これと公式配信アニメばかりになってしまったニコ動のランキング……何もかもすでに遠い昔のようだがあれは2014年のことだ。
ラブライブのスクフェス連動CDがアニメ曲を超えるほどの規模で売れまくり、ジャニーズや駅伝選手や大河女優がラブライバーであることを公言して世間を賑やかす一方で、何千人かの人達がメカクシのBD/DVDを買い揃えて一年を終えた。そこに何となく、青春の光と影を感じる。まあ……そんな話。勿論、両方好きな人も多いと思うけど。
あと信長協奏曲は月9ドラマ版の前で世間的にもほぼ黙殺に近い扱いされてたが、フルCGでのTVアニメという流行を押さえつつ独自の魅力ある作品作りをしていて、単純に凄く面白かった。2014年謎の信長アニメブームの代表格としても、凋落続くフジテレビの命運を占う意味でも、相当に重要なタイトルだったと思う。
結城友奈・キルラキル・残響のテロル・劣等生は、同じく2014年ブームになっていたテロアニメの代表格。それぞれ現体制への不満の持ち方、主人公を革命側に置くか体制側に置くかの違いなどに特徴が出ている。
弱ペダとごちうさは女性ファン・男性ファンそれぞれに2014年らしい受容のされ方をしていた作品。間のバハムートは今このタイミングでなければ生まれなかった作品かなということで9位。

改めて、結果発表とまとめ

1位:ラブライブ!2期(52)
2位:結城友奈は勇者である(27)
3位:メカクシティアクターズ(25)
4位:キルラキル(22)
5位:ご注文はうさぎですか?(21)
同6位:神撃のバハムートGENESIS(19)
同6位:スペースダンディ第一期&第二期(19)
8位:ハイキュー!!(17)
同9位:悪魔のリドル(15)
同9位:魔法科高校の劣等生(15)


最初に上げた通り、合計するとこうなる。
ついでなので十部門方式にしてからの各年1位も上げておきます。とはいえ十部門の内容やジャッジの基準が年によってバラバラなのであくまで参考程度に。


2003年:機動戦士ガンダムSEED(45)
2004年:鋼の錬金術師(57)
2005年:舞-HiME(52)
2006年:涼宮ハルヒの憂鬱(47)
2007年:らき☆すたコードギアス反逆のルルーシュ天元突破グレンラガン(46)
(2008年):マクロスF(40)『ランキング非公開の為、参考記録
(2009年):化物語『ランキングなし暫定』
2010年:けいおん!!(55)
2011年:魔法少女まどか☆マギカ(52)
2012年:TARI TARI(30)
2013年:進撃の巨人ジョジョの奇妙な冒険(37)


08年と09年は更新サボってたのであくまで参考。それでもここ十年程度の傾向は掴めるかな。舞-HiMEだけ何かおかしいけど。
見てわかる通り、2014年のラブライブ!2期の52点はまどマギと同点で、50点超えは二年ぶり五回目。50点超えは続く傾向があるので2015年にも同規模のヒット作の出現は期待できる……というにはあまりにデータがいい加減ですが。
これをもって、何がどうしたと言う気はありません。もうそういう分析をする能力も、分析に意味があると思える価値観も急速になくなってきました。
2015年はとにかく、アイドルマスターシンデレラガールズが満足のいく出来になってくれればそれでいいのです!!
ラブライブ艦これも好きだし、ジョジョファフナーも楽しみだけど、自分のなかで明らかにシンデレラガールズだけ期待と不安のスケールがケタ違いに大きくなっていて精神がヤバい。ここまで思い入れが大きくなってしまった作品というのは、2000年代にはちょっと記憶にない……90年代まで戻ってそれこそGガン・TVエヴァガオガイガー、あとDTエイトロンくらいか?
ハードルは下げられるだけ下げて、売り上げ覇権なんて面倒なものは艦これに任せて、とにかく中身が納得いくものであってくれればそれでいいという心持ちであと二日を乗り切りたい。
…………これで駄目だったら、来年はもう無理かもなー、色々と。

年末のご挨拶と今後の予定と宣伝

2014年最後の更新となります。
すでにこちらのブログを放置気味にして長いのですが、ツイッターの発言をまとめて自分なりに再発見を得たり突発的に書きたくなった記事を上げるには重宝しているので、この場所はしばらくこの調子でダラダラ残すと思います。
ツイートまとめは2014年どころか2013年ぶんもまだまだ残ってるんで、気長に……というより気が向いたらという進行速度になるかと。特集でまとめるなら「アイドル」「ロボット」ときたのであとは「ラノベ原作」「マンガ原作」「オリジナル」かな。ラノベとマンガは多過ぎるんでジャンルで更に分けないとややこしいし、アカメと結城友奈のようにライターやスタッフでまとめた方が向いているものは別分類した方がいいかも知れないし、まあその辺りは適当に。


それと、来年は初っ端から「アイドルマスターシンデレラガールズ」と「艦隊これくしょん-艦これ-」があって、シリーズ中で一番好きな「ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース エジプト編」があって、思い入れの強い監督である谷口悟朗の新作「純潔のマリア」があって、待望の続編である「蒼穹のファフナーEXODUS」があって……と、個人的にちょっとツイッターの字数制限内で感想を収める自信のない作品が目白押しなので、もしかしたら特定作品だけこっちに感想を上げることがあるかも知れません。


毎年恒例、アニメ感想総評については「神撃のバハムート」と「魔弾の王と戦姫」のBS11最終回放送が年始にズレ込む為にそれ以降となります。明けましてバハりMAXってどういう構成だよ……。
ではみなさん、よいお年を――。


◇ ◇ ◇


えーっと、で、最後に。
小説家になろう「天空(アマカラ)オダリスク!」
筆者の自作小説です。未完です。
数ヶ月かけて書き進め、まったく終わる気配がないので11月の頭から小分けにして「小説家になろう」に試しに投稿、12月の頭にストックが切れて現在は更新停止中。
更新期間中のPVが2200程度、ユニークアクセスが720程度で「なろう」的にどういう評価になるのかさっぱりわからないんですが、全話通して読んでくれた人はほとんどいないと思うので評判はお察しください……ということで。
内容的には「メタラブコメ・メタギャルゲー・メタラノベ」小説で、要するに「神のみぞ知るセカイ」とか今年でいえば「彼女がフラグをおられたら」「六畳間の侵略者!?」「異能バトルは日常系のなかで」みたいなノリを目指して大失敗したというか自分で大暴投してしまったというか……。いや、執筆中に上記のアニメが次々始まってやっぱりプロの作品は凄いんだなと認識を新たにすると同時に、これだけアニメ化されてたら同ジャンルに入る余地ないわなとも思った。
実際に「なろう」に投稿してみて実感したけど、「劣等生」の作者は化け物。川原礫西尾維新は神クラス。文章の質量を落とさず一定速度で書き続けることがいかに困難か思い知った。
近年、感想文が上から目線で偉そうになりがちだったので、自分の位置を把握する意味でも書いてよかった……というのもあまりに卑屈な物言いか。才能ないのは割り切れるけど、努力が続かない性分ってのはどう付き合ったらいいものなのかね。
ともかく、書くだけ書いて、駄目でした、という報告だけ衆目に晒して一年を終えたいと思います。ありがとうございました。


……しかし、作品はエンドマーク打たないとそれこそ書いた意味がないって言うからなぁ。エンディングまで今までのペースだとどれだけかかるんだろう。

2014年ツイートまとめ・ロボットアニメ特集、終わりに

2014年はオリジナルロボットアニメ大豊作の年!!……だったはずなのに、終わってみればまたしても死屍累々。
もう毎年言ってる気がするが、オリジナルロボットアニメに果たして未来はあるのだろうか。頼みの綱のスパロボも最近はどんどん縮小傾向で新作の入る余地がなくなってきているし、いよいよ「スパロボやパチ化を目当てにロボット出してるだけ」なロボットアニメは成立しなくなるかも知れない。そういうジャンル依存の安定感から変な作品が生まれたりもするので、個人的には「ロボットいるだけアニメ」も否定したくはないんだけど……。
とはいえ、2014年は本当にロボットを何だと思ってるんだというロボットアニメが多過ぎたのは事実。とりあえず、無理に凄いバトルしなくてもいいから乗ろうよ、ロボに!!
あとはシドニアと楽園追放でいよいよフルCGの時代が近づいてきたが、それも含めて2015年のロボットアニメの行方を占うのは実は「艦これ」かなという気がしてきている。ずっとISやウィッチーズの路線をなぞるだけなのだろうと思っていたのだが、どうも試写会の反応から漏れ聞こえる話だとよりロボっぽくなっているっぽい。
蓋を開けてみないとわからないが、徐々にロボットアニメの領地を侵略していた美少女ガジェットバトルもの(?)がより強力に成長し全てを奪っていく可能性はある……。

ガンダムGのレコンギスタ&ガンダムビルドファイターズトライ&クロスアンジュ天使と竜の輪舞・前半戦雑感

簡易雑感

ラブライブの超ヒットで見過ごされがちだけど、2014年のサンライズには危ういものがある。


・UCを終わらせた年に富野ガンダムとキッズ向けガンダムを同時進行させて、オリジンまで仕込むんだからガンダム関連はさすがに供給過多に陥っている気配もそろそろ出てきたか。


・Gレコは「何が何だかわからないまま楽しく見続けていたら2クール目」、BFトライは「すぐにもっと楽しくなるだろうと期待値を上げ続けていたらもう2クール目」、クロアンは「振り回され続けてふと気付いたら2クール目」という感じ。


・Gレコは間違いなく面白い。ただ、それは天才やマスク大尉が面白いのであり、脚本・絵コンテが面白いのであり、要するに富野由悠季が面白いだけなんじゃないかとも思う。別にガンダムなくても富野キャラが富野コンテで富野ゼリフ喋ってればそれだけで実は最高なんじゃないか疑惑。


・それでいて、毎回必ず驚きのあるロボットバトルを入れるという基本をやってくれるのが富野くらいという哀しい現実……。


・BFトライは前作との比較がなければもっと素直に楽しめるんだろうけど……何でこんなに嫌な奴を連続で出すんだろうとか、前作でちゃんと避けていた部分に無頓着になっているのが凄く引っかかる。


・クロアンは福田己津央が敢えて矢面に立つことで実際のバランスは上手く取れている印象。ヒド過ぎて笑える、というのはエンタメとしてはとても正しい。

2014年ツイートまとめ・ロボットアニメ特集

2014年ツイートまとめ第二弾はロボットアニメ特集。


ノブナガ・ザ・フール
バディ・コンプレックス
キャプテン・アース
健全ロボ ダイミダラー
風雲維新ダイ☆ショーグン
ブレイクブレイドTV版
シドニアの騎士 第一期
アルドノア・ゼロ 第一期
白銀の意思アルジェヴォルン
M3〜ソノ黒キ鋼〜
楽園追放-Expelled from Paradise-


上記のツイートまとめにGレコ・ガンダムBFトライ・クロスアンジュの1クール終了しての簡単な雑感を加えたものとなります。
楽園追放だけは今日、iTunesStoreレンタルで視聴したものの簡易感想です。

2014年ツイートまとめ・アイドルアニメ特集、終わりに

長ええええ……。最後に2014年のアイドルアニメを総括するようなことを書こうと思っていたが、もう大体言いたいことは個別に書いちゃったしキリがないし、もういいか。
とりあえずオタク寄りにはラブライブの大爆発、一般女児向けには変わらぬアイカツへの支持とプリパラの躍進があり、女性向けだとうたプリ不在の年に新興勢力が徐々に顔を出してきたという感じか。
とにもかくにも、ラブライブの勢いは凄まじいのでこれが今後にどう影響するのか。他のコンテンツの力まで根こそぎ吸い取ってしまうのか、あるいは共存共栄で更にアイドルアニメ市場を拡大させていくのか読みにくい。
一応、これだけラブライブが伸びてもアイマスは姉妹タイトル複数抱えながら拡大傾向なわけで、WUGがそこそこ戦えていることを考えてもまだ行ける余地はあるのかな。
2015年は麻枝准の新作と京アニの音楽ものもあるので、アイドルアニメというよりはより広範な音楽アニメの時代に入る予感もする。CD市場が冷えきっている今、新曲を量産できるアニメは更に貴重になってくるだろうし……。
ああそうだ、最後に「アナと雪の女王」はアイドルアニメなのか問題っていうのもあったな!! 面倒だから語らないけど!!

2014年ツイートまとめ・アイドルアニメ特集

結局更新止まって終わる気配もないツイートまとめ、仕方がないので2014年放送のものをジャンルでいくつかまとめます。
第一弾はアイドルアニメ。


Wake Up,Girls!(+劇場版Wake Up,Girls!七人のアイドル)
ラブライブ!2期(+ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)
ハナヤマタ
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
幕末Rock
少年ハリウッド第一期
劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!VideoM@ster版
プリティーリズム・レインボーライブ
プリパラ! 一年目
アイカツ! 二年目&三年目


本放送後ツイートがあるものはそれを、ないものは箇条書きの簡易感想でフォローしています。
プリリズ・レインボーライブとプリパラについては全話視聴ができなかったので見た限りでの感想ということで。
劇場版WUGは数日前にiTunesStoreのダウンロードレンタルを利用して視聴、劇場版アイドルマスターはビデオリマスター版の上映を新宿バルト9劇場で鑑賞した日のツイートのまとめになります。
また、2014年のアイドルアニメを語るなら最後にして最大級の弾、「劇場版アイカツ!大スター宮いちご祭り」を外すわけにはいかないんですが……バルト9行くのも死ぬ思いだったんでさすがに幼女先輩の群れの中に突撃する度胸はない!!