（ＴＶＫ）奥さまは魔法少女 ＃１３（終）

クルージェに想いを伝えなきゃ、とか言ってはみたが、
結局嬉子が何をするまでもなく、さやかは自力で
答えに辿りついて世界を守ってくれました。
なので嬉子さんは若い男を手に入れてウハウハです。完。
とにかく、最後の最後まで嬉子の好感度が
上がらなかったのが悔やまれてならない・・・。
保険医が決死の覚悟で「早く行け」って言ってるのに
何でウダウダしてその努力を無駄にするかねこの女！？
この作品、始めのバカ企画のままで行けばよかったのは
そうなんだけど、そこから脱皮して新しい何かを
模索しようとしたこと自体は、まったく悪くなかったと思う。
ただ、当初のバカ路線を捨てたあとにどういう道を
採るのかという意志統一がスタッフ間で
最後までなされなかったんじゃないかと感じられてならない。
ギャグなのかシリアスなのか、ハートフルなのか不倫愛なのか、
人妻エロなのかツンデレ少女萌えなのか、
「天なる」演出なのか「忘却」演出なのか・・・。
結局あっち行ったりこっち行ったりを繰り返して、
一番重要なキャラ描写が疎かになってしまった。
嬉子に関しては「井上喜久子頼み」というのが強過ぎた
というのも迷走の一因があると思う。
ただ、長谷川眞也デザインは魅力的だったし、
作画的にも多々見所はあった。
迷走の激しさを楽しめばそれなりに楽しかったわけで、
「失敗作過ぎて怪作になっちゃった」という感じかな。