創聖のアクエリオン ＃２６（終）

人と天使が合体し、今再び神話は巡る。
まさかここまで美しい最終回になるとは思わなかった。
多少積め込み過ぎではあるが、一万二千年という
途方もない時間を超えた恋という、
この作品のメインの部分は見事に描かれていた。
アポロ達がいなくなってしまったラストシーンは、
寂しくはあるが不思議と哀しくは感じなかった。
また、一万二千年後に必ず再会出来ると
思わせてくれるだけの物語がちゃんとあったんだなー。
結局、不動司令の正体は謎だったし、
アポロと一緒に消えた兄様とトーマのことも
誰か心配してやれよとか、
一人だけ活躍の場がなかったジュンが哀れだとか、
副指令は倒れてそれっきりかよとか、
色々と物足りないこともあるけど、
それすら含めていい最終回だった。
正直、河森監督は「アルジュナ」で終わったというか、
もう常人とは違う世界に逝ってしまったと思っていたので、
こんないい形で帰ってきてくれて凄く嬉しい。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。