へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(TVK)もえたん #12(終)

もえたん 虹原いんく TVカラー版 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)もえたん ぱすてるインク TVカラー版 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)[asin:B000VWIWCA:image]
もえたん 2 [DVD] もえたん 3 [DVD]
TVアニメ『もえたん』オリジナルサウンドトラック&キャラクターミニアルバム『Magical Melody!』
もえたん もえたん抱き枕カバー
普通に大学生になって普通に終了。
・・・最後の最後で何かまったり萌えアニメに戻してきやがった。
そんな帳尻合わせはいらないと思いはしたが、
この路線はこの路線で別に悪くはないんだよなぁ・・・。
あーくんとおっさんの意味不明な熱いやりとりや、
二代目魔法少女となった澪の変身シーンと
出番のなかった原作キャラネタなどで
これまでの「もえたん」らしさも出してはいたものの、
それはあくまでサービスで本質的には魔法も何も関係ない、
いんく達の受験問題を真っ当に扱っていたという印象。
散々にギャグやパロディで暴れたくせに、
ちゃんとキャラの日常に回帰して終わらせたことには
川口監督らしい変な生真面目さが見られたなー。
メルヘヴンもミーナもそんな感じだったし。
とてつもない駄作になるかはたまた奇跡の傑作になるか、
両極端な可能性しかないんじゃないかと思われたこの企画の
両方の面を活かした作品に仕上げてみせたのは見事だった。
暴走しつつも常にどこか計算があり、
抑制しつつも常にどこか壊れているという絶妙なバランスだったなぁ。
川口監督の魅力は今まで手掛けた作品のなかでは一番出ていたと思う。
ハヤテネタが最後にあったけど、あっちもこれくらいやってくれて良いのに。
そして、構成と全話脚本を務めた長谷見沙貴
すっかり「ToLOVEる」の人になってしまっていたが、
そこでの経験もフィードバックしてアニメ脚本家としても
本格的におかしな個性を発揮し始めてきた・・・。
これで満足せずもっと上を目指して欲しい。
あと、当初の予想に反して作画に見応えが多かったのは嬉しい誤算だった。
エロだけでなく、アクションや日常芝居でもこれだけ健闘してくれるとは。
第六話のことなど、まあ問題がなかったわけじゃないけど、
全体的にはびっくりするほど完成度は高かった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。