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07年TVアニメ感想総評番外1・声優編

またTVアニメ感想総評の更新は正月三箇日くらいになりそうなので、
とりあえず番外編。今回は07年に活躍した声優について。
ちなみに細かい調べなどせず完全に思いつきで書いているので
突っ込みはほどほどにお願いします。

男性声優

07年のなかから一人選ぶとすると、やはり宮野真守になるかなぁ。
デスノ」「ガンダム00」と07年を代表する作品で主役を張り、
他にもアニメでは「鋼鉄三国志」「ときメモOnlyLove」、
吹き替えでは「朱蒙」など主役を連続で務めていて、
一年通して存在感があった。個人的には「エル・カザド」のL.Aが
変態演技爆発で非常に印象深かった。演技力の向上という点でも
07年でもっとも伸びた人の一人なのではないかと思う。
次点は小野大輔辺りか。「ハルヒ」で名を上げたあと、
06年から07年にかけて爆発的に重要な役をこなして、
今ではすっかり主人公声優。「ジーグ」のような熱血も出来れば
風のスティグマ」や「キスダム」のようなちょっとヒネた役、
ドラゴノーツ」のヘタレ系の役など多彩に演じ分けられるのが強み。
それから「グレンラガン」でギガドリルブレイクした柿原徹也も外せない。
「グレン」だけで実質四役くらいの引き出しを開けていたが、
その後も「タートルズ」では実直なリーダー、
プリズムアーク」では飄々としたヒーローなど、
役の幅を順調に広げていて今後が楽しみ。今はカズキのキレ演技が素敵。
あとは、07年一気に伸びてきたという点で中村悠一
とにかく伸び方が尋常じゃない。「おお振り」で爽やか路線を、
キスダム」でキレキャラ路線を掴んだかと思ったら、
早速「ガンダム00」で二つ合わせてセンチメンタリズムだからなー。
マクロスF」など08年の重要な役もすでにいくつか決まっているので、
これから更なる飛躍も期待出来そう。
新人では、「おお振り」のもう一人、代永翼
おお振り」と「ギガンティックフォーミュラ」、まったくタイプの違う
二人の主人公を見事に演じ抜いていていて将来性は充分。
まあ、すでに全員どうこう言うまでもなく人気なので、
08年も問題なく成長を続けてくれそうではある。
ところで、ブレイクしたという意味では白石稔を忘れちゃいけないのだが、
あれは・・・声優としての未来は明るいのだろーか?

女性声優

07年の活躍度ナンバー1というと、釘宮理恵になるのか。
何か今更釘宮理恵を持ち上げることもないだろうとは思うのだが、
シャナ・ルイズ・ナギと当たり役が固まったうえに、
銀魂」が一年ずっと好調だったので息切れがなかった印象。
ただ、ロリツンデレ系に役が偏り過ぎて少年役や
大人の女性役があまりなかったのは残念。そういうのも上手いのに。
あとは誰だろう? 07年は、丁度人気声優が三十代に近付いて
新境地を開拓したり安定感を増してきたりというのが増えていたので、
全般的にみんな活躍していたような気がしてしまうんだよなぁ。
むしろ活躍度は低くても世代交代的に出てきた若手に光るものが多かった。
それもまた粒揃いで誰が突出しているとも言いにくいのだが、
一番わかりやすいのは「らきすた」組の遠藤綾かな。
キスダム」では芯の強いヒロイン、「メイプル」ではワガママヒロイン、
ガンダム00」ではキャリアウーマンと作品によって役の傾向が
全然違っているのが面白い。「マクロスF」ではカリスマ歌手と、
また新しい方向性に挑んでいてどう成長していくのか興味深い。
あとは同じ「らきすた」組で「パワパフZ」で主役を務めた加藤英美里
「ゼーガ」の頃には想像出来なかった連続主役ゲットを果たした花澤香菜
ポリフォニカ」や「もえたん」で名を上げ08年には
ToLOVEる」が控える戸松遥、「アイマスX」の井口裕香
「ひだまり」以後徐々に役の幅を広げている阿澄佳奈
風のスティグマ」でイメージを一変させた藤村歩
こじか」や「ガンダム00」など小悪魔的なキャラもハマってきた真堂圭
しゅごキャラ」で主役を射止めた伊藤かな恵、などが印象的。
とはいえ、これでもまだまだ上げ足りないので女性の若手は本当に豊作。
また、年齢は若いものの佐藤利奈井上麻里奈なんかはすでに
中堅に達してきているような感じもする。
それと、どう判断したら良いのか迷うのが藤田咲
間違いなく07年最大のヒットとなったキャラの声を担当しているのだが、
しかしあれは声優としてどうなのだ? それが代表作ってアリなのか?
個人的には「ときメモOnlyLove」の水奈が良かったんで、
07年の代表作はそっちってことでも・・・。


全体として、07年は若手・中堅が伸び盛りだったという印象。
RED GARDEN」のような極端な例をはじめとして、
銀魂」や「らきすた」のようなパロディ系、
スクイズ」や「ef」のようなヤンデレ系、
おお振り」や「グレン」のような大人数チーム系と、
声優の技量をより活かそうとする作品作りが目立っていたのも
大きいのかも知れない。