夏目友人帳 ＃６

夏目友人帳 音楽集 おとのけの捧げもの
昔世話になった男の人にどうしても会いたいという、
燕の女妖怪に取り憑かれることになる夏目。
ロングカット、木漏れ日、夕焼けなど普段以上に叙情的な画面作りをしながら、
夏目と燕妖怪の仲が少しずつ進展していく様子を見せていくのが丁寧。
途中の浴衣争奪戦シーンで軽くアクションも挟みつつ、
余韻の残るラストに持っていく構成も上手かった。
結局男には会えなかったとか会ったけど写真には写ってないとか、
そういう切ないオチになるのかと思ったら、燕の方はハッピーエンド、
けど夏目の方は色々な感情が渦巻いて喜びつつも涙・・・という
結構考えさせるオチになっていたのも面白かった。
妖怪を明確に「友人」と呼んだ夏目と、
そんな夏目に感化されていくニャンコ先生の関係変化といい、
一話完結でありながら話の積み重ねが凄く良く出ているなー。