劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム！

デジモン映画第二弾にして最高傑作の呼び声高い
監督：細田守の出世作。
当時も斬新なサイバースペース描写などが取り沙汰されたが、
今観てもこのシンプルでデザイン的な世界観は魅力的。
それと対比される太一達の日常風景も印象的に切り取られた
シーンの数々によって実に魅力的に描かれている。
しかしこれ、そういえば春のアニメフェアで上映されていたし
本編の後日談なんで春休みの話だったんだっけなー。
デジモンも細田守も夏の印象が強いんで夏休みだった気がしてた・・・。
インターネットの描写に関してはＩＳＤＮやポストペットなど、
上映当時のネット事情が感じられてもはや相当に懐かしい。
島根にパソコンなんかないってネタも今からすると結構凄い話だ。
あと、短い時間に詰め込まれたエピソードの組み立てや取捨選択、
その演出密度の濃さなどは本当に素晴らしい出来なのだが、
単純にデジモンファンとしては空とミミの出番が少ないのは
ちょっと残念だったりもする。
まあこの作品のヒロインはどう考えても太一ママなんだけど。