（ＴＶＫ）WHITE ALBUM ＃２

冬弥と彰が微妙な距離感でバイトを続ける店に変装して現れた
由綺と理奈。そこで何故か冬弥は理奈に電話番号を渡すことに。
第一話に続いて、基本的に表面上の会話はあまり噛み合わず、
内面の揺れがモノローグや微妙な表情で語られるという内容。
相変わらず普通に観ていると何だか良くわからなくて戸惑う場面が多い。
理奈のマネージャーに対する周囲の扱い、緒方の部屋で泣いている由綺、
はるかと冬弥の関係性、そして電話を巡る冬弥の想い、
どれも直接映像で描かれているものと真意にズレがあるようで面白い。
軽口を交わしながら「ウルサイ」が連続で湧いて出る冬弥と彰の会話も
なかなか恐ろしい表現だったが、由綺が理奈に泣きつくシーンは、
敢えて「嬉しくて」という由綺が嬉し泣きしていることを示すセリフを
強調せずに、状況の不可解さと理奈の混乱した表情を重点的に見せて
その後のフォローをほとんどしないという突き放しぶりが凄かった・・・。
本当のところ、誰が何を考えているのか何一つわからない・・・！！
しかし芝居作画や美術の美しさ、決めシーンで入るイラスト絵など、
この内容を作画演出で引っ張っていっているのは立派だなぁ。
今回も予告の作画は素晴らしかった・・・。