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ネットゴーストPIPOPA #40・41・42


「プー、ピットのこと、だいすきっ・・・」


かつてDrフォレストのネットゴーストだった
本来のセイレーンの意識を復活させたプー、
だがコピーセイレーンの暴走によるネット世界消滅の危機を止める為、
プーとセイレーンが取った行動はオリジナルプログラムの自己崩壊、
すなわち自分自身を消滅させることだった・・・。
ここ数話のこれでもかというプー死亡フラグを考えれば
予想された展開ではあったものの、力の入った劇的な演出と
豊崎愛生の演技の素晴らしさによって覚悟してても結構くるものがあった・・・。
今までのプーのキスや「大好き」の言葉の繰り返しが、
一番切ない形で結実してしまったなぁ。
プーが消える瞬間のピットの大人っぽい表情や、
セイレーンに別れの言葉を告げるディバインの憂いのある表情など、
作画的にも微妙な感情を上手く拾っていて見応えがあった。
あと、真セイレーンのタイトスカート姿もエロくて良かったのだが、
しかしなんでセイレーンだけあんなナイスバディだったんだろう・・・?
そしてどん底から更にネット世界との接続遮断という
一気に追い討ちをかけていく展開に。
ネット遮断・・・ツラいよね、いやリアルにツラいよね・・・。


プーを失い途方に暮れるピポパと、
ネットダイブが出来なくなり途方に暮れる勇太の再会を描く話。
回想主体で実質的には半総集編だったのだが、
昔を振り返る必然性があるのでドラマ的にはテンション落ちていなかった。
特にプーと埋めたタイムカプセルを掘り返し、
プーの残したメッセージを見るシーンは感動的だったのだが、
しかしこの流れだとピポパ達はプーの死を受け入れて
前に進んでいくって形になっちゃってるが・・・プー復活展開なしなの?
この作品、意外とシビアな倫理観を持っているので、
ネットデータとはいえ「死」を軽く扱うことはしないのだろうか・・・?


そして、決意を新たにした勇太がディバインと再び対峙。
勇太の声に反応して守の人格が一瞬目覚めたことで、
ディバイン=守を乗っ取ったフォレストであって、
守自身に罪はなさそうなことがほぼ確定か。
元々サヤカが守の記憶が封印されていると説明していたのに、
勇太が「守のこと許せない」とか言い出すから
責任の所在がどうなってるのか少し混乱していたのだが、
その辺も含めて偽物の守に決意の電話をする勇太の姿を見せることで
守・偽守・ディバインの勇太の中での区分をはっきりさせてくれて安心。
しかし最大の疑問は、何で守とフォレストを元にしているディバインの声が
中村悠一になってるんだってことなんだよなぁ・・・。