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(TVK)(新)空を見上げる少女の瞳に映る世界 #1・2・3

MUNTO [DVD]MUNTO 時の壁をこえて [DVD]空を見上げる少女の瞳に映る世界 OP曲 アネモイ 光と闇と時の果て
TVアニメ「空を見あげる少女の瞳に映る世界」インスパイアードアルバム
以前京アニが新人育成を兼ねて制作したOVA作品「MUNTO」を、
キャスト総入れ替え&再編集してTVアニメとして再構成した作品。
元が数年前のOVAのうえに当時からして作画は凄いけど
この設定は今時どうなんだと言われていたものなので、
新作としてのインパクトはあまりない。
現実サイドと異世界サイドを入り乱れて描写しながらも、
あまり混乱させない話の捌き方はされているものの、
基本設定や用語は投げっぱなし気味に提示されるので
全てを一度に理解しようとすると結構大変。
とりあえずは雰囲気だけ掴んでおけば良いんだろうけど。
ロリな友達が結婚すると言い出すという現実サイドの問題と、
世界崩壊の危機に晒されている異世界サイドの問題が
今のところリンクしているようには見えないのだが、
この辺は今後の展開でどうにかなるんだったかな。
「MUNTO」は無料ネット配信されていた時に
観たくらいなんで記憶が曖昧だ・・・。
入れ替えられたキャストでは相沢舞が意外と落ち着いた演技で
十三歳の少女を演じているのが興味深かった。
最近「喰霊-零-」といい大人っぽい演技が増えてきていたが、
十三歳の役でもああいう声で演じられるようになってきたのか。


ロリ友達と結婚すると言い出してる奴が延々と持論を語ったり、
ユメミの前に幾度も現れるムントが俺様口調で説得に失敗し続けたり、
ロリ友達が浮き輪持ってついに愛の逃避行を始めてしまったりする第二話。
ああ、確かここはネット配信の時に観た憶えがある!!
当時、そこだけ観ても話がさっぱりわからなくて困惑したのだが、
一話から観てもやっぱり不可解なことが多いな・・・。
というか基本的になんで友達が見知らぬ彼氏と
授業中に川を渡るなんて儀式をメインイベントに持ってきてるんだろう?
世界の壁を超えるという現実・異世界の対比構造や
川渡りが持つ神話的な意味合い・・・といったものが
色々絡んでいるのかも知れないけど、単純に説明不足でわかりにくい。
ただ、この突き放した不親切な作りがアマチュア作品的な
瑞々しさを帯びているようなところもあって、
一概に否定してしまうのも何かおかしくもなっているんだよなぁ・・・。


で、川渡りと世界の危機が同時進行し最後に結実する三話目。
これがOVA版の第一期シリーズ最終回なんだったっけ?
ラストだけあって今まで関連性の見えてこなかった
川渡りと時空の壁突破がユメミの心理のなかで一つになっていき、
最後に結実していく流れは驚くほど上手くハマっていた。
ここに持っていく計算で今まで話を説明少なにすっ飛ばしてたわけね・・・。
相沢舞の淡々とした語りも良い雰囲気になっていたなー。
次回からは第二期のエピソードに入るんだろうけど、
今度こそ異世界側がちゃんと話に絡んでくることになるのかな?
予告で若本規夫が頑張っていたので期待。