（ＴＶＫ）ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜　＃１２（終） - へたブロ～下手の考え休むに似たるのはてブロ～

ドルアーガの塔~the Sword of URUK~ 第2の宮(初回受注限定生産版) [DVD]
対神兵器となったドルアーガの塔を操り神に挑むニーバ、
悩みながらもその元へと向かったジルはそこでニーバの本音を知り、
ついにこの兄弟対決に決着をつける為に剣を振るう・・・！！
ファティナからカーヤへのヒロインの座返上ビンタに始まり、
夢オチ第一話を現実にするウトゥ突然の告白、
カーヤとサキュバスの女の戦い、先に着いたけど負けてたグレミカと、
改めて塔を登りながら次々とイベントをこなして
最後の兄弟対決へと雪崩れ込んでいく展開は非常に熱かった。
対決自体も二人の感情とアクションとがリンクしていて、
特に重い鎧と盾を失ったジルが同時に迷いを吹っ切って
剣一つで軽やかに舞いながらトドメの一撃を放つシーンは、
無駄に重い鎧を着ているという当初からのジルの設定や
第一期から第二期へのタイトル変更など様々な伏線を
一気に消化していて実に見事だったなー。
人が神に挑むことなんて所詮は兄貴が弟に嫉妬する程度のこと、
というジルのニーバとこの戦いそのものに対するまとめも上手かった。
短いながら各キャラのその後を網羅したエピローグも良かった。
ギルガメスはブルークリスタルロッドを返したあと、
ジジイ姿に戻ってまた登頂者になったってことなのか？
ファティナは結局ウトゥと仲間以上恋人未満な関係が続くのかな・・・。
何だかんだで第一期から通じて最大の勝ち組はウトゥだな。
最初に死亡フラグ立てられたくせに死なないどころか
イケメンになるし真ヒロインをゲットするし・・・！！
ニーバは生存していたっぽいが、そうなるとあっさり死んだ
ヘナロがまた気の毒に思えてくるなぁ。
何かこの作品、死にキャラと生存キャラの格差が激しい気が。
第二期全体としては、第一期ほどの明るさやバラエティに富んだ
各話の仕掛けといったものがなくなってしまったうえ、
キャラ数が増えたせいで魅力的な各キャラを充分に活かし切れず
中途半端な部分が増えてしまったのが残念だったものの、
それでも作画演出は終始安定していてクオリティは高かった。
ただ、一番印象的なのが結局「らめぇ」と「ひぎぃ」な辺り、
何かを根本的に間違えたよーな気がしないでもない・・・。
ともかくスタッフの皆様、お疲れ様でした。