劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束シェイミ
去年のポケモン映画で、一昨年の「ダークライ」と今年の「アルセウス」、
三つ合わせて時空ポケモン三部作となる仕掛け。
しかしこの作品単体では、内容的に無理矢理ディアルガを絡めたせいで
ギラティナとシェイミの話が上手く連動していなくて違和感あったなぁ・・・。
美しく壮大な自然を背景としたシェイミとの友情物語と、
ギラティナが棲む謎の反転世界でのサスペンス、
両者を対比的に描いていきながら最終的にお互いがお互いを
支え合っているんだというテーマに落としたかったんだろうけど、
観ていて単純にどちらも描写が中途半端になっちゃってたのが残念。
敵役であるゼロが他者のいない反転世界に固執する理由とか、
尺の都合なのかポケモン映画の枠内で掘り下げられなかったのか、
ともかく肝心な部分が相当放置されたまま終わるのも消化不良だった。
ちょこちょこ動くシェイミを可愛く見せていた部分は良かった。
山崎バニラの声も上手く嵌まっていたし。まあ最初金朋かと思ったが・・・。