劇場版仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼&劇場版魔法戦隊マジレンジャー インフェルシアの花嫁
響鬼とマジレンの劇場版。響鬼はつい最近ブルーレイ出たようだが・・・。
響鬼の方は劇場版の段階で脚本が井上敏樹になっているのだが、
容赦のない鬱展開と過去と現在をクロスする重層的な構成が
実に井上脚本っぽくて面白かった。響鬼前半の雰囲気とは異なるものの、
映画単体としては凄く話がしっかり練られていて、
平成ライダー劇場版のなかでも整合性と物語性においてはトップクラス。
ただ、こんなに感動的で筋の通ったアームドセイバーの設定が
TV版では布施明が作ったことになっちゃうんだよなぁ・・・。
仲間集めをしていく「七人の侍」な序盤の展開と、
意外な裏切りの存在からヒビキと明日夢の関係性の話へ持っていく
中盤の流れが特に良く出来ていたのだが、
それゆえに歌舞鬼の最期が切ない・・・何か救済措置が欲しかった。
マジレンの方は短い時間に異世界巡り&正統派ラブストーリーを
きっちりこなすというこちらもハイレベルな出来。
というか・・・両方とも馬映画になってるのは狙ってるのか?