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真マジンガー 衝撃!Z編 #26(終)

真マジンガー 衝撃!Z編 Blu-ray BOX 2<2010年8月22日までの期間限定生産商品>
TVアニメ「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」オリジナルサウンドトラック Vol.2
騙し騙されまた騙し、延々と繰り返された謀略の果てで勝利を掴んだのは、
マジンガーZでもDrヘルでも女将でも兜剣蔵でもなく、あしゅら男爵だった!!
というわけで、最終回に至っても騙し合いどんでん返しの嵐の先に、
あしゅらが全てを出し抜いてミケーネ復活させて投げっぱなしエンド。
まず、決戦前に甲児&女将とあしゅらが組んでいたというのに驚いたのだが、
となるとあの決闘に赴く際の熱いナレーションも騙しだったんだな・・・!!
しかし、そんな甲児と女将の作戦も利用しミケーネとしての本懐を
あしゅらが果たすというラストは、今まで一番運命に弄ばれていたあしゅらが
最後の最後で自分の意志による勝利を掴むという意味では結構感動的だった。
あの、デビルマンの真似した「あしゅらの物語だ宣言」だけは本当だったのね・・・。
そしてそういうドラマ部分の複雑な展開と好対照を成すように
ロボットバトルはバカなハッタリ全開の内容に。
ロケットパンチ百連発って、明らかに百どころじゃないだろあの数は!!
それにしても今川監督はロボでも人でも小さなものが集結して
巨大化するってシチュエーション大好きだよなー。
ともかく、策謀と因縁が渦巻くドロドロしたドラマと明快なロボットアクションを
両輪で回していくというこの作品のコンセプトを簡潔に示す最終回だった。
ただ、全体としてはそれが毎回上手くいっていたとはとても言えないし、
女将やあしゅらへのスタッフの偏愛が強過ぎてバランスを崩している面も多々あった印象。
特に甲児とさやかは主役&ヒロインとは思えない扱いだったなぁ・・・。
赤羽根健治の堂々とした熱血演技は非常に良かっただけに惜しい。
続編については、企画立ち消え終了すらも想定内な感じするのだが、
せめてグレートが何だったのかくらいははっきりさせて欲しい・・・。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。