劇場版ONE PIECE デッドエンドの冒険
初代シリーズディレクターの宇田鋼之介が監督を務めた劇場版第四作。
2003年公開なので時系列的にはロビン仲間入り直後くらいらしい。
海賊船レースと賞金稼ぎの復讐とボイラー技師見習いが抱える秘密、
三つの軸で話が進んでいって最後の決戦に全てが収束していく構成は
良く出来ているものの一つ一つの要素が薄いのが惜しい。
結局、劇場版というよりはTVのアニメオリジナルを
二時間にまとめただけになってしまっている印象で、
海賊船レースやサイクロン吹き荒れるラストバトルなど
作画的に見映え良くなりそうなシーンにも力が入りきれていないのが
当時のワンピ劇場版の置かれた状況を反映しているようだった。
ウィキペディア見たら丁度この作品の興収20億を境に
以後どんどん興収落ちていっちゃってるんだな・・・。
オマツリ男爵で一気に12億まで落ちてるのがアレだが。
それを思うと今年のが50億狙えそうとかいう話は本当に奇跡だ。