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装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ劇場版

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装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXII 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXIII
OVAとして展開されたシリーズの再編集劇場版。
ボトムズ本編の前史として作られていることもあって、
細かい基礎設定などはファンなら知っとけという感じで説明なし。
尺が詰められていることもあって訳もわからず寄せ集めの小隊で
地獄の戦場へ投げ込まれていく理不尽さは逆に良く出ているけど、
後半までキャラも話も見えてこないのはさすがに困り物だった。
キャラと話が説明されない以上、ロボットバトルを楽しむしかないのだが、
それも前半はCGで描かれたAT戦が小慣れていなくて違和感が目立ったなぁ。
中盤の雪上戦の辺りになると技術的にも安定してきて
CGならではのバトルを追求していくほどの余裕が出てくるのだが。
ただ後半、キャラの出自や異能生存体を巡る陰謀が明らかになってからの
ラストバトルは「ボトムズ」らしい血と硝煙と男の匂いが爆発した
壮絶なドラマが展開されていって非常に熱かった。
「俺達は異能生存体なんだ、死なないんだ!!」と言い出してからの
仲間達の死亡フラグ回収ぶりの凄まじさにはいろんな意味で泣ける!!
これキリコが余計なこと言って希望を与えなければ
みんな慎重に行動して生存率上がったんじゃないかと思ったりもするのだが、
それはそれとして男達の生き様・死に様には心揺さぶられるものがあった。
まあ、最終的に一番男前なのは心臓停止する拷問も辞さずに
己が陰謀の為に全てを賭けたペールゼンさんなんですが・・・。
EDの「炎のさだめ」は劇場版だけのサプライズらしいけど
やはりこの歌が掛かるだけでテンションの上がり具合が半端ないな。
本編で繰り返し流れた挿入歌もインパクトはありましたが。