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クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国

映画 クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国 [DVD]
長年TVシリーズに参加している、しぎのあきらが初監督を務めた昨年の劇場版。
最大の特徴は敵が「環境カルト」という点で、それだけでもう
タブーに挑みまくるクレしん本来の毒全開って感じだった。
他にも細かいギャグの部分で例年の劇場版と比べて突っ走ったネタが多く、
動物化した両親に買い物頼まれたしんちゃんが
「この年でもう親の介護か」と呟くネタなんかは素晴らしい切れ味だった。
お姉さんを口説く下ネタも本当に直球多くて面白かったなー。
劇場やお茶の間で親が凍り付いているのを想像するとまた楽しい。
環境テロリスト山寺宏一、ビッチヒロインを後藤邑子が演じているのも
配役の手堅さが活きていて良かったし、作画演出にしても変わったことは
特にしていないがアクションを楽しませる目的で堅実に作られていて、
原恵一の影響に振り回されて近年迷走していたクレしん映画としては
久々に本来の位置に立ち返った痛快な出来になっていたと思う。
しかし最新作は釘宮理恵がオラの嫁かー。・・・また変な方向にいってないか?