（新）もしドラ ＃１・２

放送延期していた話題作がいよいよ開始。二週間かけて平日帯枠で全１０話を放送する予定で、これは月＆火に放送された一話と二話の感想。
監督：浜名孝行、シリーズ構成：藤咲淳一、キャラデザ＆総作監：宮川智恵子、制作：プロダクションIG。
もはや説明不要となった大ベストセラー原作ではあるが、中身はドラッガー解説に乗せた真っ当な青春野球ものらしいので今作もその通り真面目にアニメ化。
どうせなら萌え表紙を更に強化して完全萌えアニメの領域まで持っていくとかやっちゃってくれても良かったのだが、さすがにそこまで冒険はしないか・・・。
ただ個人的にはNHKでこの程度の萌え絵でセーラー服＆生足ヒロインというのは、逆に露骨なエロよりエロいものを感じるんで悪くはない。
ああ、原作もこの微妙な９０年代ブルセラ文化っぽい匂いでオッサンホイホイしたのかも知れないな・・・！！
一話目の段階では「マネジメント」の解説と物語の導入が今ひとつ噛み合っていない印象だったが、二話目になるとキャラにしろ展開にしろ勢いが増して俄然面白くなってくる。
ヒロインと病弱親友の百合友情だけかと思っていたら、アンドロイ子まで百合参戦とは意外な伏兵がいたものだ。
野球部のメンバーも結構多彩なキャラが揃っているようなので、もしかしたらキャラ萌え方向でも伸びるのかも。
声優陣では、まさかのNHKヒロインをゲットした日笠陽子が良い意味でいつもと変わりなくて嬉しい。
他はいかにも優等生的なNHKアニメらしい作りなのに、何故か日笠陽子の存在感だけで多少ヤンチャさが加わっているように見えるから不思議。
今後も派手な展開はなさそうだけど、このぶんなら堅実な内容にはなってくれそうだし、何より毎日放送という形式は一般視聴者を引き込むのには向いている。
上手くイベント的な魅力も高めて最後まで行ってくれることを願う。
・・・つまりは、また放送休止になるような事態にならないで欲しいなー、と。