へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ギルティクラウン #19

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集、自らの意思で新たな罪の王冠を得る。
ここまでいろんな意味でどん底を這い回っただけあって、今回の集覚醒は素直に熱かった。
覚醒時の作画もこの作品らしいド派手さを全面に押し出した作りが見事。
集の決意にしろ他のキャラの反応にしろ、今までの過程を思うとそれでも突っ込みは湧いてくるのだが、それを差し引いてもちゃんと感情移入出来る流れになっていたのは嬉しかったなー。
さすがに集と母親&姉との関係性についてはもう少し事前に細かく話を入れておいて欲しかったけど。
血が繋がっていないって設定、そういえば初期には結構露骨にそう匂わせる描写あったんだけど姉の弟逆レイプが衝撃的過ぎてその辺吹っ飛んでたんだよな・・・。
葬儀社の立ち位置も、今の涯には付いていけないが集を探していたわけでもない中途半端さが気になった。
離れている間に両者を比べてやっぱり集だ・・・と認識するような余裕があればなぁ。綾瀬とかそれだけで全然好感度違ったのに。
ただこの生き急ぐようなテンポがこの物語には重要だろうからある程度切り捨てて進むのは仕方ないか。
それと、今までは何だかんだでリーダー論をやるのだと思っていたのだが、今回の集の覚悟を観るとちょっと違う方向性が見えてきそう。
全ての罪を集めて背負うという考えはもはや王ではなく宗教だからなぁ。これだと具体的な社会の導き手ではなく、思想的な偶像になってしまう。
いのりがネット上のカリスマアイドルだったという設定とここで繋がるのかも知れないけど、ただでさえ収集つきそうもなかったテーマが更に迷走しそうな不安が・・・。