へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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クローズアップ現代 アニメを旅する若者たち”聖地巡礼”の舞台裏

アニメ聖地巡礼特集。
この前の初音ミク特集のように、前半で軽くアニメの話題に触れるくらいなのかなと油断していたら全編がっつりアニメ尽くし!!
NHKゴールデンで「たまゆら」「花咲くいろは」「true tears」「輪廻のラグランジェ」の映像が目白押し!!
これは・・・筆者は録画で観たんですけど、リアルタイムだったら心臓凍ってたかも知れない。
今まさに全国のお茶の間に深夜アニメ映像が流れまくっていて、親に「あんたこんなマンガ知ってる?」とか聞かれている隠れオタがどれだけいるのだろうかなどと考えただけでも死ねる。
たぶん、冗談でも何でもなく茶の間テロに見舞われて地獄を味わった人がとんでもない数いるんだろうなぁ・・・。
っていうかさあ、比較的エロ要素の少ない「たまゆら」でパンツ見えてるぞのシーン使うなよNHK!! わざと殺しにかかってんだろ!?
肝心の聖地巡礼の話題については、「たまゆら」や「らきすた」の成功例を伝えたりP.A.WORKS作品の地域密着の取り組みを評価する一方で、「ラグりん」にだけ怒涛の駄目出し。
鴨川の人達、頑張ってるのに「オタなめんな」の一言で切って捨てられるのは気の毒過ぎる。
確かにあれだけ作品内容に入り込んでいる様子を見せられるとウザいと思われるのも仕方ないかも知れないが、それだけ鴨川は本気ってことでもあるしなー。
まあ今のところ本編にその本気が反映されている感じがしないのが一番の問題なんだけど。
それと、実在の舞台をアニメに取り入れることを企画や背景美術の手抜きのように伝えていたのも相当ヒドいと思う。
実際に錦織博佐藤順一Twitterで反応していたようですが、あのまとめ方って写真をトレースして背景に使うマンガに対する手抜き批判理論とほぼ同じだよね。
あれはあれで凄まじく手間と技術が必要なんだろうに・・・。
ただ、現代日本を舞台にした日常アニメが増えることで海外展開が難しくなるのではないかという懸念を持たれるのは、未だジャパニメーションやクールジャパンといった標語でアニメの地位向上を図ろうしている以上は当然の反応なんだろうな・・・。
期せずして、グローバル化とローカル化の狭間で引き裂かれるアニメの現状を浮かび上がらせていたようにも思う。