へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

京騒戯画 第二弾 #1

東映の若手俊英スタッフを中心としたオリジナル企画、第二弾発動。
今回は約十分の短編を小分けに配信する、よりTVアニメ的な連続アニメになる模様。
ただ第一弾の内容がリセットされているわけではなく、あれがダイジェスト版で今回はその内容をより詳しく追うような形になるのかな。
そういったわけで、話の内容は第一弾と比べると格段にわかりやすい。
主人公がどういうキャラクターで世界観がどうなっていて、何を目的とした物語なのかが説明されている・・・!!
こうして見ると独特のセンスでまとめられてはいるが、志向しているのは王道なんだな。自分探しと母親探し、現実と虚構、SFで能力バトルなどなど・・・。
和風アリスという方向性もより具体的になっていて、スタッフ自身目標が明確化してきたのかなという印象も受けた。
正直、第一弾はあくまで自主制作アニメの延長線上にあるもので自己満足の領域にあったように思うのだが、今回は作品のみならず商品になっている。
ラストでプライスフィギュアの宣伝がされていたのに妙に感動しちゃったよ・・・!! ああこれ、ちゃんと商売になるんだ!!
そこ重要だよなー。若手を育てるにしてもあくまで成功体験とセットでないと意味がない。
絵コンテに監督の松本理恵だけでなく貝澤幸男もクレジットされていたのは、ベテランがその辺を見て育ててるってことなのかな。
作画ではカメラを固定で引いておいてキャラの芝居を見せるシーンが目立っていて、上手いと同時にアニメーターへの信頼を感じた。
凄く良いチームワークで作っている雰囲気あるので、続きも楽しみ。