めだかボックス アブノーマル ＃４

守護心PARADOX
めだかVS高千穂。
これぞまさしく正統派ジャンプバトル！！・・・を、忠実に偽装した何か。
正直、原作でのこの辺りの展開は本当に正統派に化けていく可能性も充分あっただけに、今こうしてアニメで観ると複雑な気分にもなる。
黒神ファントムのジャンプらしい必殺技の無茶理屈感、めだかと高千穂の熱い友情の殴り合い、どれもこれも確かに少年マンガとして正しいのにどこか狂っているこのズレた感覚はやはり怖い。
そしてそれこそ本来のこの作品らしさであり、黒神めだからしさでもある「正し過ぎて不気味」を忠実に表現する形になっているのも面白い。
結局この作品って、そのジャンプ的な正しさとのズレを補正したり一気にぶっ千切ったりを繰り返すバランス感覚が最大の見どころなのかも知れない・・・。