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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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劇場版BLEACH 地獄篇

劇場版BLEACH 地獄篇 【完全生産限定版】 [DVD]
劇場版第四作。
ONE PIECEストロングワールド」の歴史的ヒットのあとということで、同じように原作者の久保帯人が製作総指揮としてクレジットされ、劇場公開時には限定ブックの配布が行われた。
ちなみにタイトルが「地獄篇」なのは以前に久保帯人芥川龍之介の「地獄変」の表紙絵を担当した件からの流れだと思うのだが、何故かそこにはまったく触れられない・・・。「青い文学シリーズ」でアニメ化もしたのに。
内容は文字通り地獄を舞台にしたものだが、実際にはそれ以上に主人公である一護が地獄のような目に合うといったテーマ上の意味合いが強い。
一護をとことんまで追い込むテーマ設定については原作で展開中だった「死神代行消失篇」の影響もあるのだろうが、時系列は破面篇みたいなので若干一護のキャラに違和感がある。
ストーリー的にも味方だと思ってた奴が敵でしたというワンアイディアだけで押し進めていくので、余計に一護の狼狽と葛藤を観ているだけの話という印象が強かったなぁ。
この劇場版は本当にストーリーは極限までシンプルで、あとはひたすら超絶エフェクト作画アニメに徹している。
作画に関しては間違いなくBLEACH史上・・・どころか日本アニメのなかでも屈指の出来。スクリーンでこれ観たらそれだけでも充分満足してしまいそうな完成度。
しかし、上記の通りストーリーがシンプルなのでアクションに幅がなく後半になると一本調子でちょっと胃もたれ気味になる。
今までの劇場版だと後半には死神軍団の助っ人参戦というお約束があって、氷雪系だの炎熱系だの卍解祭りだので画面が凄く賑やかになるのだが、今回それがないのが思いのほかキツい。
最大の見せ場であるはずの一護のドクロ変身が妙に間抜けなのもクライマックスの勢いを削ぐ・・・!!
あんなんだったら素直に俺自身が月牙になってくれれば良かったのに。
作画最高、シナリオ失速というのは当時のBLEACHの歪んだ状況を表してもいて、これが事実上の劇場最終作になっているのも何か皮肉だが納得してしまうなぁ。
あと、あんな大胆に古谷徹を釣りに使っていたことについて、公開時の宣伝を思い出すと色々笑える。そりゃ古谷徹の各所でのコメントが微妙だったわけだよ!!