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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

アニメ映画

劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer― COMPLETE EDITION【初回限定生産】 [Blu-ray]
スパロボUX参戦記念、バンダイチャンネル特別配信で視聴。
古典SF映画をモチーフにした構成や怒涛のロボットアクションなど、エンタメ作品としての堂々とした作りは見事。
パニックホラーからファーストコンタクトものになって、最終的にはガンダムの惑星でタイタニックみたいになるイメージ変化も「革新」をそのまま体現しているようで面白い。
リアルと地続きな西暦を舞台に選び、社会性の高さを軸にして始まったシリーズが最終的には脳天気なまでの未来観に帰結したのはSFとして非常に正しいのだと思う。
過酷な現実を見据えたうえで、技術の進化を探って未来へのビジョンを示す、誠実なSFへの姿勢がそこにはある。
大量に生まれたイノベイターが人類を新たなステージに引っ張っていく構図は、ニュータイプもコーディネーターも結局踏み込めなかった領域だからなぁ。
個人的には、そういう前向きさとラストバトルのお祭り感からは「Gガンダム」を強く連想するくらいだった。
冒頭のトンデモ劇中劇が実はそのまんま伏線になっているという変化球・・・!!
それと、興味深いのは「対話」というテーマの扱い。
対話の重要性を繰り返し説きながら、フェルトの片想いや存在自体が孤独なデカルトなどそもそも不成立に終わる対話が実に多く用意されている。
子熊さんの死なんて普通だったらピーリスが感応する描写くらい入れるだろうに、それはそれとして突き放す。劇中歌と刹那の視点も一種の達観にあって「対話」になっているようには見えないし。
これ、革新というSF的な理想を掲げる一方で、やはり「00」の本質はわかり合えない現実を捉え続けているってことなのか・・・。
凄く矛盾したバランスの取り方をしていて、それでいて非常に水島精二黒田洋介っぽいとも感じたな。
もっとも顕著なのがグラハム最期のシーン。シリーズ通してようやくグラハムの想いが刹那に届いたまさに「ガンダム00」の集大成と呼ぶべき瞬間なのに、刹那の反応が「あの男・・・」だけって!!
とはいえ、フェルトもグラハムもガンダムも超えてマリナ大勝利エンドに持っていくにはそれしかなかったのかも知れないなー。
わかりあう為にも犠牲が必要なんだ・・・!!