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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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さくら荘のペットな彼女 #21・22・23

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21話。凡人の地獄、ここに極まれり。
授業中に七海がふいに泣き出すシーンは、ふっと糸が切れてしまう人間の脆さが嫌らしいほど良く出ていた。
そこから、空太の方もボカロに敗北、負け犬同士で雨に打たれて傷の舐め合い、署名活動寝過ごし終了、トドメに天才様の実力に最後のプライドも踏みにじられてブチキレる一連の追い込み具合もとんでもなく凄かった。
よくもまあ、これだけ人をどん底に叩き落とすアイディアが出てくるなと変に感動してしまった・・・。
それでいて一つ一つの事柄は非常にリアルで、切迫した痛さを伴ってエピソードが積み上げられていくのが見事。
松岡禎丞の芝居も、いつもながら無様に聞こえてくるほど体当たりで素晴らしかった。
廊下での絶望も最後のましろへの理不尽な怒りも生身を曝け出すような叫びが良かったけど、特に七海との会話はネタが声優問題だけにどこまで演技なのかわからなくなるくらいリアリティあったなぁ。
中津真莉子なんて同時期に「銀オフ」の方も終わってるわけで、実家に帰るとかって話がまったくシャレになってない・・・!!


22話。さくら荘を出ていったましろを追いかけて、青春の告白大会!!
とりあえずあの状況で空気読んで待っててくれた駅員さんグッジョブ。電車乗ってた人達も、突然恥ずかしい青春が始まってビビっただろうなー。
ともかくこれで、空太・七海・ましろの三角関係は一応決着したことになるのかな。
七海の敗北が結局、ギリギリのところで言葉を届けられずに逆に空太のましろへの言葉を聞かされるハメになる踏んだり蹴ったりな形になってたのはさすがに気の毒。
空太の告白の最中に七海が駅に現れた瞬間、そんなシーンにばっかり間に合わなくていいんだよと心底思った!!
しかし、そのあとのましろへの言葉は関西弁の威力が最大限に発揮されていて良かったな。
関西弁の女の子って、こういう風に強がれるから負け役に回されること多いのかも知れない・・・。


23話。卒業式をジャックして、さくら荘存続決定。
美咲先輩の答辞の段階では素直にその想いが伝わってきて感動していたのだが、そこから卒業式を台無しにしかねないさくら荘存続運動に繋げる流れはかなりの綱渡りだったなー。
最後に龍之介が一応、詐欺同然だと客観的な事実を語っていたのはその辺のバランスへの配慮だったのかな。
わかっちゃいるけどやめられないし、やめない・・・という周囲への迷惑を押しのける姿勢は「さくら荘」らしいテーマが集約されていた気もする。
あの場で生徒全員が場の空気に呑まれないで、バッジ投げない奴がいても面白いかなと思ったけど、それはさすがにフォローしている暇ないしな。
単純に生徒か教師陣をやり込める痛快さが青春らしく出ていたのは何だかんだで良かったし。
しかしこういうのって現役の学生視聴者層と、その時代を懐かむ層ではどっちに刺さる内容なんだろうなぁ。たぶん刺さる人には一生ものの作品になりそうな気配あるのだが、誰に刺さってるのかが良く掴めない。
サムゲとか国歌とかそういうの気にする層にはすっかり目をつけられてるみたいなんだが・・・。