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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ROBOTICS;NOTES #20・21・22(終)

木曜アニメ

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20話。君島への宣戦布告と種子島への帰還。
あき穂のロボットアニメ愛に溢れた啖呵は痛快だったけど、考えなしなのは相変わらずだなー。愛理ちゃん死んでたら許されなかったよ!!
上空から種子島を見つめて、海翔とあき穂がそれぞれ感想を言うシーンは「スタンドバイミー」的な青春成長物語になってて良かった。
しかし急展開に次ぐ急展開なんでどうしても各シーンが雑になってる気がしてしまうなー。
着陸シーンのドタバタなんて、この状況下でよくそれで済んでるなと笑っていいのかどうか戸惑った。
そして最後に教頭先生がデレたのをはじめとして、島民がいきなり全員集合!!
教頭はともかく、他の一般生徒なんて今まで影も形も出てきてなかったじゃん!? どうしてここで唐突に駆けつけてくるのか・・・!?
それでも生徒については学園ものの友情定番ネタということで理解する。しかし、昴の親父達まで何でここでデレてるの!?
ネット配信で事情を知ったにしても、それで警察や政府任せにせずに子ども達の戦いをバックアップしようって発想になるのが謎。
特に昴の親父はあれだけ反対していたのに・・・。まあその辺は次回に色々と説明が――。


21話。特に説明もなく島民一丸となってガンつく1大改造。そして青春の大告白。
いや、みんな、わりと適当だな!! 軍事力が無効化されている点や島民の感情など、もっと説得力あればずっと燃えるだろうに勿体ない。
とはいえ、みんなで巨大ロボットを作って悪の野望を挫こうとする流れは何だかんだで素直に熱い。
学校で泊まり込みしたりのお祭り感も、危機的状況に反して学祭に似た空気を生んでいて面白かった。
その流れでの海翔のあき穂への告白も実にストレートでニヤニヤ。
後ろで覗いているフラれ組の悲喜こもごもも含めて、最終決戦前の豊かな時間が充分に描かれていて良かった。


22話。不恰好でもロマンの詰まった巨大ロボットが、リアルロボットを打ち砕く最終回。
ああ、これは堂々とスパロボ参戦可能だわ!! 最後の最後で胸を張って「ロボットアニメ」と言える場所に到達したことに感動。
結局今までの物語の全ては、この「スーパーロボットアニメの第一話」的なシーンに向かうプロローグだったってことなんだろうなー。
ガンつく1がマフラーはためかせ立ち上がる作画だけで、何か今までの全てを肯定出来る気分になった・・・。
勿論、色々と矛盾も物足りなさも残る終わり方ではあったのだが、とりあえずやりたいことは成し遂げたという満足感があった。
それにしても、いきなり海翔が心臓のことを克服して宇宙兄弟しているよりも、昴の怪我がどうなったのかを最後に見せて欲しかった・・・。
全体的には「シュタゲ」とは良くも悪くも好対照な作風で、ファンの期待とは違う方向だったのかも知れないがこれはこれで高い志が見て取れて面白かった。
シュタゲが小さく見せて壮大なスケールの物語だったのに対して、こっちは大スケールの事件が起こっていながら常にドラマの範囲が小さいので、それが一番の不満ではあった。
しかしそれは等身大の高校生の青春ものをやるという方向性である以上、仕方のないことだったとは思う。
ARをはじめとした未来技術の描写やアニメと現実が交錯し始めた時代の「ロボット」へのアプローチ法など、リアリティのある時代感覚の鋭さがサイコパス同様良い刺激を生んでいたし。
個人的に気になったのは「オタク」の概念がカオスヘッドからシュタゲときて、更にこの作品で相当劇的に変化していること。
海翔もあき穂もシリーズ中でも突出して面倒くさいタイプのオタクであることは間違いないのに、そのキャラに旧来のオタク的な歪みが入ってこないのが現代っぽいと感じた。
ロボット論であると同時にそれに取り組むオタク論になっているところがあって、そこをもっと広げていけば日本人論にもなるわけで、この作品は本来かなり射程の長い要素を秘めていたことは間違いない。
それを活かしきれずに終わっているので、やはりそこは惜しくはあるのだが、そこまで求めるのも無茶だと思うし、着地点としては悪くなかったのかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。