へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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AKB0048 next stage #13(終)

AKB0048 next stage VOL.02 [Blu-ray]
私のことは嫌いになってもAKBのことは嫌いにならないでください!!・・・の名言エンドで最終回。
ああー、全てはこのシチュエーションで伝説のセリフを言わせる為の物語だったのか!!
色々とバタバタしているし万事解決とはいかない不完全燃焼さも残るラストではあったのだが、この名言の威力だけで大体納得させられた。
また、凪沙の前田敦子襲名と智恵理のセンターノヴァが分割されていたのも上手い配分だったと思う。
伝統の襲名制を継承する凪沙と、既存のシステムを書き換えていく智恵理という対比がきれいに成立しているのも美しかった。
デス軍の存在やセンターノヴァの向こう側についての概念など、予想以上に「神話」として世界観がまとめられていたのも河森正治&AKBアニメらしい落としどころだったな。
また、これも偶然なのか必然なのかはわからないが、現実のAKBがいよいよ絶頂期を過ぎて「伝説のアイドルグループ」に変わっていく過渡期に入っていたのも、不思議なシンクロ感が出ていた印象。
丸坊主の人の件だの、声優目指して番組放送中に脱AKBしちゃうメンバーだの、本編と付かず離れずな感じでセンセーショナルな「AKBらしさ」が付いてくるのも面白かったし。
ただ第二期全体で考えると、中盤の総選挙でドラマ上のクライマックスが終わっちゃって最終決戦が蛇足化していたのが残念。
智恵理パパとか本当に何だったんだよ・・・!!
作画演出についても第一期のインパクトを超えるシーンがなかなかなくて停滞感があった。
ダンスCGも進化はしていたのだろうけど、他のアイドルアニメの進化速度が早過ぎて置いていかれたかなぁ。
最終的に、何だかんだでアニメ単体としてよりも「AKB現象」の一つとして興味深い作品に仕上がった印象。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。