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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 #1・2・3・4

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第1巻 (初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説152P・サントラCD同梱) [Blu-ray]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第2巻 (初回限定版)(イベントご招待抽選応募券封入) [Blu-ray]ユキトキ TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」オープニングテーマHello Alone TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」エンディングテーマ
TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」キャラクターソング集「やはりこのキャラソンはまちがっている。」
ガガガ文庫ラノベ原作をアニメ化。
監督:吉村愛、シリーズ構成:菅正太郎、キャラデザ:進藤優、制作:ブレインズ・ベース。
これが初監督の吉村愛、初キャラデザの進藤優をはじめ全体にフレッシュな陣容。
ポップで清潔感のある絵作りは「さくら荘」に「俺修羅」にと最近のラノベアニメの潮流だが、この作品はその先端となりそう。
本編は、ぼっちを自認するひねくれた主人公が学校で孤立する美少女と一緒に相談室の部活をする話。
タイトルと基本のキャラ関係から反射的に「僕は友達が少ない」のフォロワーに見えるし実際それは間違いでもないのだが、本質はかなり異なる印象。
第一話は特に密室で主人公とヒロインが座ったまま延々喋り続ける会話劇の要素が強いので、「ラブコメ」と呼べるほどの華やかさはない。
個人的に最初、主人公役の江口拓也のモノローグが「四畳半神話大系」で浅沼晋太郎が饒舌モノローグ語り倒していたのに似てるなーと思ったので、そのせいもあって強い文系テイストを感じる。
「四畳半」や「化物語」ほどは尖らせず、あくまで定番ラブコメのような見た目を偽装したうえで実はそれらと同じ方向を向いてるのではないかと。
その辺りは話数が進んでどう変化していくのかに注目。
声優陣はやはり江口拓也の語りが最大の鍵。すっかりDTでこの路線が開花したなー。
今期、大活躍な早見沙織東山奈央のWヒロインも魅力は出そう。
しかし早見沙織って罵り演技に定評があるわりには、こういう常にクールで取っ付きにくいタイプの役ってわりと珍しい。


2話。クラス内ヒエラルキーそう誰が決めたわけでもなく勝手に作り上げられる一軍二軍三軍が修羅場すぎると、勇者王ダークフレイムマスター降臨。
いきなり二話目にして色々と被りまくっているのだが、それだけ現在必要とされるクリティカルなテーマが詰まっているんだろう、たぶん。
由比ヶ浜とビッチ夜空さんとの言い合いは、まさに教室内のいたたまれない空気の再現が非常に上手かった。
ビッチ夜空さん、別に悪人でもないのだろうが言い方のキツさと自分の立場の強さをまるでわかっていない無遠慮さはリアルだなぁ。
それにしてもクラス内ヒエラルキー上位に井上麻里奈近藤隆を持ってきたのは「はがない」「一存」を意識しているのか偶然なのか・・・。
後半の中二病展開も、リアルな中二病は美少女でもイケメンでもなく斑目(旧)なんだよ!!・・・というミもフタもないぶっちゃけ感があって笑った。


3話。真ヒロイン戸塚きゅん登場で、テニスのぼっち様。
ジョーイきゅん以来の衝撃を放つ小松未可子の男の娘ヒロイン、戸塚きゅんが卑怯過ぎる・・・!!
正直、男の娘キャラの投入自体はいわゆる最近のラノベの義務を果たしているだけで必然性も何もないのだが、それゆえに何か世界から浮いてて映えるなー。
リア充グループとのテニス対決は比企谷の卑屈な策士ぶりと最終的にイケメンが全部持っていってしまう逆転の構図が鮮やかで面白かった。
特に比企谷の主人公としての立ち位置は今回で明確に固まっていて、そのヒネたアウトロー気取りが可笑しくも切ない。
決してハードボイルドにぼっち道を貫けるほど強くもないくせに、他に生き方はないと覚悟完了してしまっている屈折がウザくもあり魅力でもあり。


4話。リア充グループの内部崩壊問題を的確なぼっち視点で解決する話。
とりあえず、悠木碧実妹とイチャイチャしたり戸塚きゅんとイチャイチャしたり、比企谷自身が早速リア充にしか見えなくなってきて困る・・・!!
これテーマを考えるとあまり比企谷の周囲を賑やかにするのはマズいと思うんだけど、あくまでテーマとラノベ的な意匠は分けるってことなんだろうか?
それとも今後、妹がいきなりこんなに可愛くなくなったり戸塚が性別秀吉を辞めてしまったりといった現実を見せつける展開でもあるのか・・・。
リア充グループ内の人間関係の話は、友達の友達は友達じゃないという距離感についての考察が興味深かった。
単純に「あるある」だし、それをいかにもなラノベ文脈のなかで出してくる切り口も結構刺激的だったな。
ただ、一応推理ものっぽい流れできていたのに、結局真相をウヤムヤにして終わるのは少し納得いかなかった。