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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)はたらく魔王さま! #1・2・3・4

はたらく魔王さま! (1) (初回生産仕様:和ケ原聡司書き下ろし小説(250ページ超)同梱) [Blu-ray]ZERO!!サンカク ep
TVアニメ はたらく魔王さま! オリジナルサウンドトラック
電撃文庫の魔王勇者系ラノベのアニメ化。
監督:細田直人、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラデザ&総作監:碇谷敦、制作:WHITE FOX
未来日記」で監督として新境地を開拓した細田直人と、新進気鋭のスタジオ&スタッフの組み合わせで何か起こる予感はあったが、蓋を開けたら想像を絶するハイクオリティで驚愕!!
まず、異世界の言語を全部独自に作って喋らせるという「翠星のガルガンティア」と同レベルのことを、ぶっちゃけ全国放送がBS日テレラノベアニメでやる判断が凄い。
そしてアバンの異世界ファンタジー描写に優るとも劣らない勢いで、現実の日本の街並みを緻密に描いていく背景美術が素晴らしい。
最近のいわゆる聖地アニメの類でも、これほどリアリティのある街並みを再現しているのは珍しいと思う。異世界との対比もあって深夜の街をまるで外国人の撮ったドキュメンタリーみたいな空気で捉えているのが印象的。
キャラの掛け合いと異文化ギャップを軸にしたコントの完成度も秀逸。基本的に魔王がバイト始めるだけの一発ネタなのにシチュエーションの回し方が上手いなー。
魔王役の逢坂良太と部下役の小野友樹の相性も良い感じ。二人とも今までありそうでなかったタイプだ。
男同士で安アパートに同居・・・というより「神田川」な同棲をする設定にも妙な色気が出ているし。
とにかく今期ダークホース筆頭に躍り出たので、あとはこのクオリティが出オチでないことを祈る。


2話。やさぐれOLになった勇者襲来。
これは日笠陽子らしい日笠陽子キャラだなー。今期は美少女やクール役が多いんでこのドタバタ感は安心する・・・。
実年齢はまだ若いらしいのにOLが板に付き過ぎている生活感の現れも見事だった。そしてフェチ的。
しかし、勇者が魔王に惚れてしまう流れはもはやド定番なのに、何だろうこの報われそうもない気配は。
キツい表情とウザさを押し出す演出によって、そもそもあまり可愛い存在として描かれていないのもヒロインらしくなくて面白いな。
っていうか、やはりこの作品のヒロインは芦屋!!・・・もとい、ちーちゃんなのか?


3話。というわけで、バイト仲間のちーちゃんとデートしてたら大地震発生で魔王覚醒。
東山奈央って極端なロリから極端な熟女までこなせる器用さがあるけど、ちーちゃんはロリ巨乳という最強の組み合わせでポテンシャルが遺憾なく発揮されている印象。
二人のデートを勇者と芦屋が尾行する辺りのコントの流れは引き続きハイレベルな出来が維持されていて笑った。
しかし第一話で、日本に慣れきってしまったというギャグかと思われた地震の話がシリアス伏線だったのには驚いた。
街が崩壊するシーンも背景美術をリアルに構築してきた効果によって生々しさが増していて、本気の怖さがあったなぁ。


4話。勇者がOL仲間との触れ合いで魔王との関係を見つめ直す話。
前回の地震描写が真面目仕様で意外だったのだが、今回OL仲間が阪神大震災被災者であるという話が出てきてまた驚く。
これは原作にある設定なんだろうけど今の時期に放送する以上は当然東日本のことも念頭にあってのことだろうし、コメディ作品でここまで震災に直接触れられる状況になったことには様々な感慨が湧いてくる。
今期は他にも「デビルサバイバー2」が明確に震災後のリアルを追っているし、ようやく大上段に構えずに日常の延長としてそういう「当たり前の現実」を踏まえる段階に入ったのかな・・・。
しかし勇者の過去と魔王軍の所業を知れば知るほど現在の魔王との乖離が凄まじく、いやこれ同一人物じゃないだろうという違和感しかない。
一体どうやって折り合いをつけていくんだろう? 実は本当に別人でしたとか邪悪な意思に支配されてましたみたいな話になるとつまらないけど、本気で掘り下げるほどにコメディでいられなくなるだろうし。