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(新)プリティーリズム・レインボーライブ #1〜6

プリティーリズム・レインボーライブ プリズム☆ソロコレクション byなる&いと&あん&りんね(CV:加藤英美里・小松未可子・芹澤優・佐倉綾音)EZ DO DANCE 初回限定ハッピープライス版☆
プリリズシリーズ第三期。
監督:菱田正和、シリーズ構成:井内秀治、副シリーズ構成:坪田文、キャラ原案:okama、キャラデザ:松浦麻衣&Cha Sang Hoon、制作:タツノコプロ&DONGWOO ANIMATION。
メインスタッフは入れ替わりもありつつ継続。しかし前二作とは世界観が一新され、okamaキャラデザの導入により作風は一変した印象。
何よりOPが二十世紀なんですけど・・・これ現在の女児にはむしろ新鮮なのか!? 確かに生まれる前どころかすでに両親世代の歌になってるんだろうし・・・。
あと、めが姉ぇだけ何故か時空を超えて登場していて驚いた。着せ替え空間は全パラレルワールド共通なんだろーか?
基本のプリズムショーにも音楽要素が追加され、よりアイドルアニメっぽい雰囲気は強化されている。
更には、「ジュエルペット ハッピネス」と並んでお店経営要素まで追加。女児アニメのお約束といえばそうなんだけど、ただでさえ新要素が多いので若干導入がとっ散らかっている感じはする。
また特徴的な点として、なかなかメインキャラ同士が仲良くならない。
普通、最近の女児アニメって知り合って次の回にはもう親友レベルの関係性が出来上がったりするものなのだが、この作品の人間関係の動きは妙にリアルで何か怖い・・・!!
特に最初はお店経営のいわばビジネスパートナーとして友人関係がスタートするので、何か喋っていてもどこか余所余所しいんだよなー。
真っ向からツンツンしている小松未可子のロック少女はまだパターン通りで逆に納得いくのだが、すぐにでも親友ポジションになりそうな和菓子屋の娘との関係が微妙に噛み合わないまま進展していくのが興味深い。
六話まで観て、未だにメインキャラ三人がプライベートでどういう会話しているのか想像つかない・・・。
この友人関係のリアリティは明確に第二期までのシリーズ、ひいては現在の女児アニメへのアンチテーゼを狙っているのだろうけど、果たして肝心の女児に受け入れられているのだろうか?
プリキュアだって「スイート」で少しそういう路線を試したものの上手くいかず、「スマイル」で一気に揺り戻してから再び「ドキドキ」で再挑戦という苦労をしているくらいだしなぁ。
ライバル組も、お嬢様と取り巻き二人という定番構図なのに内部の人間関係がドロっとしてそうで油断ならないし。
作画についてはokamaキャラとCGの進化が絶妙にマッチしていて非常に華やか。
ほとんど通常作画と見分けがつかないほどのCGの完成度には、ついにプリリズもここまできたかと三年目の重みをひしひしと感じたな。
CGショー演出は引き続き京極尚彦が担当しているので、「ラブライブ」での経験が大量にフィードバックされている印象。
声優陣では今年のブレイク候補の一人、芹澤優がどこまで伸びるのかに期待。
他も声優も普段とは違うクセの強い役が多いので、どういう変化をしていくのかは楽しみ。
・・・クールビューティーと思われた小松未可子の人が、回を重ねるごとにハタ迷惑でドジっ子なヘタレちょろいさんになっていく!!