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M3〜ソノ黒キ鋼〜

基礎情報

監督:佐藤順一、シリーズ構成:岡田麿里、キャラ原案:オニグンソウ
キャラデザ:井上英紀美術監督:古宮陽子、音響監督:濱野高年、音楽:サキタハヂメ
制作:サテライト&C2C(参照サイト、Wikipedia


ハートフルな作風で知られる佐藤順一と、ダークネスな作風で知られる岡田麿里のタッグによるオリジナルロボットアニメ。
とはいえ佐藤順一は「甚目喜一」の名義でエヴァンゲリオンにメインスタッフとして関わっており、本作にはその頃のテーマに改めて向き合おうとする要素も多く見られる。
本来は佐藤順一が原案を務めていた「Mortal METAL屍鋼」というマンガ版が前身としてあったらしいのだが、紆余曲折あってどういうわけか岡田麿里のオリジナル脚本アニメになった模様。
放送開始時期の遅れ、放送枠の少なさなど当初こそ多くの混乱が見られたものの2クール目に入る辺りから吹っ切れたように毒と激しさが増し、非常にドライブ感の強いストーリーが展開された。

本放送後ツイート


M3ソノ黒キ鋼、初回ニコ動視聴終了。複雑な世界観、大量のキャラとその性格、物語のウリと方向性……と、膨大な情報を独特のエグ味あるセリフ回しで捌きながら、ロボ乗って敵撃破するところまで一話でまとめるマリー脚本とサトジュン演出は見事。ただ根本的に企画が十年古い気が。今期競合多いし。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。歌を聞く、目を抉る、嗅ぐ、味わう、噛む、そしてロボに乗る。五感に訴える描写を重ねてホラーの実感を求めてる……というか、早くも岡田麿里が大暴走してるだけにも見えるなー。主役ロボはノブナガよりカッコいいかも。ただどのキャラにも愛嬌がないのがキツい。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。無能っぽいおっさんはすぐ死ぬ!! 誰が死ぬかわからないホラー設定なのに、メインキャラと死にキャラしか現状いないんで死に意外性がまったくない……。各キャラの個性付けとロボットバトルは確実に向上しているが、缶蹴りは不気味さが足りなくて勿体なかったな。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。無人島でヘイトさんの顔芸大会!! 謎と恐怖を呼ぶ演出の数々も顔芸作画の暴走のせいで一周してギャグ化してきてるような……。ラストのNTRもエロや不穏さよりもシュールさが際立ってた印象。キャラの関係性と過去の因縁が見えてきて話は盛り上がってきたかな。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。ヘイトさんの変態調教でエミル退場一直線。セリフ回しと顔芸のセットでどんどんイカレた空気になってくなぁ。松岡日笠を脇に追いやるほどの村瀬歩のキチ演技がまた見事。しかし過去回想からして主人公はまだ本性を見せてなさそうだし、イカレ芝居対決の今後も楽しみ。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。エミルを救う為に決死のロボバトルが……繰り広げられることもなく何かよくわからんうちに敵が勝手に来て勝手に帰った。エミル早期退場は岡田脚本なら想定内だが、ひたすら話が袋小路に入っていくようで困惑する。唯一ハジけてたヘイトさんまでヘタレ化するし……!!


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。公園でヘイトさんと楽しいブランコ遊び。ケンカシーンは互いに見た目ヤンキーだし言ってることも攻撃方法も相当エグいのに、本質的に子供同士泣きながらポカポカやってるだけに思えるのが面白い。顔芸も泣き笑いが絶妙だった。ロボの材料に人間使うのはお約束。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。兄貴と憧れのお姉さんのハメ撮り流出記憶を見せつけられてアカシ発狂!! そりゃーあんな記憶が残ってたらロボに乗せたくないわけだよな!! 仲間のことも兄貴のこともロボのことも、アカシがわかってる風で実は何一つ全然わかってない徹底した突き放し方がエグい。


M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。相手を煽る時は周辺を廻るのが基本。後ろの正面ゆーしゃおー、な衝撃の事実よりも飛田博士の楽しさ爆発な喋りにひたすら魅了されてしまった。兄貴の件を受け入れてのロボ起動は素直に燃えたが、肝心の何でアカシが兄貴を憎悪してたのかが何となくしかわからない……。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。兄弟の真の和解と、その横で置き引きされるヘイトさん。前回だけでは不充分だったアカシの兄へのわだかまりを、無明領域で迷子になるこの上なくズバリなシチュで解消していたのはドラマと設定の兼ね合いも見事でよかった……が、完全に何しに行ったか忘れてるよね!?

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。飛田博士のササメ露出調教がラブコメの波動を呼ぶ。アカシが自分の笑顔に気付くシーンが飛び抜けてホラーしてて本気でビビった。今回は各キャラの感情の振幅を時に甘く、時に恐ろしく拾っていく作画演出の巧みさが光ってたな。あと駄目親ネタがセレクターと連動。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。せっかく久々のロボ戦があり切ないラブストーリーも盛り上がり次回へのヒキも強力なのに、肝心の本編がほぼ回想の半総集編という……。省力回入れるにしても本編と切り離して欲しかったなぁ。須崎さんのハイテンションシャワーシーンは浮きっぷりが面白かったけど。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。RIMった彼女をNTRられてアカシ絶望のTRANS-AM!! ミナシのナチュラルな鬼畜煽りがヒド過ぎて、アカシが大体悪いのは事実なのに同情させられる。顔芸と松岡絶叫の合体攻撃も強烈で、ロボアニメの快感も素晴らしかった。で、ヘイトいつまで垂れてんの?

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。BSフジで2クール目から見るご新規さんを全力で騙しにかかる新OP。本編もいつものゲロホラーかと思いきや浄化された濃厚百合エンドになるし、後半戦はもうマァムと博士が主人公でいいんじゃないかな。アカシはともかくヘイトさんの再就職先は本気で心配。

総集編
M3ソノ黒キ鋼、BSフジ総集編終了。すでにRIMってる人とずっとはみ出して垂れてるだけの人が何か意味ありげなポエム語られても困るんですけど……。つーかこのポエムはRIM化したエミルの本音なの? そんな明確に意識あるのか? で、こんな孤独ぶっておいて次回マァムにデレるの!?

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。ハードNTRの悪夢から覚めたら好きな子によく似たノーパン痴女にお誘いされて危うく自分がNTR!! 作画はエロいし演出怖いし話は先が気になるし、無茶苦茶面白くなってるはずなのに何だこの迷走感!? 本当は何がしたい作品なのか、見えてくるほど闇が深まる。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。これも東京テロアニメだった過去が発覚する真実判明回。時代錯誤な村を焼き討ちするとロクなことにならない!! 世界観が次々と変転するに従い物語の形も変わっていく構成が秀逸。東京を彷徨う辺りはサトジュンというか、東映感あった。リム要員は……もう充分だよ。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。超絶ヤンデレの暴走を止める為、アカシが兄貴と繋がりヒーロー覚醒!! まさかこの作品でロボットアニメ全開な挿入歌燃え演出が見られるとは……。ツグミの報われない美少女メンヘラドSぶりと小岩井ことりの演技力も素晴らしい。成長過程のエロスは奇子的なものか。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。比良坂先生が夜勤病練でニュータイプ研究していたのが全ての元凶でした。あらゆる点で飛田展夫のキャリアを凝縮したようなキャラだな夏入……!! 心を繋げた結果、恨みも繋がり増幅するというカミーユ精神崩壊理論を回収してきたのはロボットアニメ的にも興味深い。

19
M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。夏入、入滅。全ての元凶であり救いようのない真ゲロカス野郎であるとわかっていても、唯一愛し愛された人の恨みに引き裂かれる最期の姿には同情を禁じ得なかった……。ロボ乗っての変な動きとか飛田展夫の名演とか、もう主人公としか思えない優遇だったし。続く。

M3続き。ところでこの前のエヴァ旧劇で本当に今更気付いたのだが、これ佐藤順一名義だから意外なのであって甚目喜一が監督なんだと考えれば色々と落とし前をつけようとしているのに納得はいくんだよな……。ミナシが何か人類補完に走りそうな雰囲気出してきたが、どこに決着点を持ってくるのか。

20
M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。勇者、暁に死す!! アオシが完全にアージェントと一体化する展開は、主役ロボの唯一性を示すうえでも実に王道で燃えた。カサネさんの駄々っ子みたいな素の叫びもよかったな。次はアカシがササメ機に移るのかヘイトさんと組むのか……。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。暴走を始めたミナシを追うなか、忘れられてたアイツの声が届く!! バカップルが延々イチャコラとリムになるならないの話している間、何で誰もヘイトさんの利用を考えないのかと不憫に思ってたよ。あと夏入の彼女の黒歴史ブログに盛大に吹いた。さすがミナシ姉。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。マアム、決死の戦い!! 全体にロボCGの挙動演出がいい感じで、その軽快な動きとマアム覚醒の昂揚感が見事にマッチしていた。流血イケメン顔は顔芸路線の新境地を見た思い。あとミナシの鬼畜転落とヘイトさん復活が巧みにキャラ性の裏表逆転になってるなー。

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M3ソノ黒キ鋼、ニコ動視聴終了。ヘイトさんと繋がって最強になるかと思ったが、そんなことはなかったぜ!! ヘイトさん精神コマンド要員にすらなれないとは。ラスボス戦はミナシの主人公然とした悪意がとてもメタ的、かつ嫌味に満ちててマリー恐るべし。全体にセリフ回しもキレキレだった。

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M3ソノ黒キ鋼、最終回BSフジで終了。ミナシもムクロも救われたけど、ヘイトさんの友達はヌイグルミだけな!! 非情……マリーマジ非情!! ヘイトさんのこの持て余されて物語から弾かれた感じがたまらない。まさか初期には名無しだったオペ子田崎さんの方がスーザン嫁として活躍するとは。続く。

M3続き。最後にアージェントが兄貴よりササメの方があったかいという理由で主役機の座を追われるのも含めて、最後までアンチロボットアニメ的な側面はありつつ、しかし矛盾して王道でもあった。やっぱロボットアニメは尖り過ぎてその時代には評価されず数十年後に再発見されるくらいで丁度いい。