【デレマス2nd速報感想】アイドルマスターシンデレラガールズ第15話、美城常務はアタシポンコツギタイロイドなのか?
TVアニメ アイドルマスター シンデレラガールズ G4U!パック VOL.4 (初回限定特典 ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の限定アイドルが手に入るシリアルナンバー同梱)
- 出版社/メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
タイトルに特に意味はない。不満があるなら自分を変えろ!!
15話は美城常務の全プロジェクト白紙・アイドル再編の激震が346プロを根底から揺さぶるなか、高垣楓さんの「シンデレラガールズ最強」ぶりが爆発する話でした。
楓さんの「こいかぜ」を渋谷凛(とNGs)が憧れの眼差しで聞くシチュエーションというのは、アニメ化が発表された時から密かに期待しまくっていた展開だったので感無量。
「ダジャレ好き・お酒好き・いつでも自然体・なのにお仕事は完璧・そして本気を出したら誰も勝てない」と、わりと漠然としていた楓さんのイメージを余すところなく一つのエピソードに集約させていたのも実にお見事。
それと、個人的に楓さんが小さなステージで一人歌う姿が最近「赤髪の白雪姫」の主題歌でアーティストデビューした早見沙織とダブる点があって興味深かった。
ニコニコ生放送で「アーティストデビューコンベンションライブ」と銘打った番組が配信されていたんですが、それが関係者だけが見守る小さなステージで早見沙織がひたすら一人で四曲くらい連続で歌うという……おおよそ声優の歌デビュー番組とは思えない地味でガチな内容で、そこでジャズ調の曲を歌いこなす早見沙織にはこの人のポテンシャルは本当に底知れないなと軽く戦慄を覚えるくらいだった。
あくまで楓さんのステージは舞浜1stライブを参考にしているんだろうし、アフレコの時期的に中の人のアーティストデビューと実際どこまで被っていたのかは当然わからないのだが、何となくアイマス特有の「キャラと声優のシンクロ」とはずっと無縁でいるように思えた高垣楓・早見沙織にもそういう現象が起こるんだなと感心した次第です。
ちなみにその番組内で早見沙織の24歳の誕生日がお祝いされていた。楓さんは25歳。そろそろ追い付くぞ、あの神秘のオーラに……!!
で、その楓さん最高!! 超カッコいい!! マジ尊敬ッス!!――の踏み台にされる格好となった美城常務。
14話の速報感想で、「よほど無能か強権的な人物でない限りは社内の不満をかわす作戦を何か用意しているだろう」とか書いておいたんですが……。
何も用意してなかったよこの人!!
いやいやいや、プロジェクト制度が非効率というのはその通りだけど、何でフロア閉鎖して声と美容が第一のアイドル達を埃だらけの部屋に追い込む必要があるの!?
楓さんに目をつけたはいいけど速攻フラれる辺りの流れなんか、本来だったら「より高みを目指すか」「ファンとの歩みを優先するか」という命題はアイドルストーリーにおいては最高に旨味のある葛藤なわけですよ。それだけで1クールできる。
なのに、よりにもよって楓さんにあんな高圧的に出るもんだからせっかくのテーマが一瞬で消化されちゃったじゃないか!! どうすんだよNGsも楓さんマジリスペクトっすよ状態になったから、もう凛や卯月をそのネタで崩すって鉄板予想だった展開も使えなくなったぞ!?
とまあ、一夜にして常務株がナイアガラなわけですが、しかし常務は別に間違ってはいない。楓さんにあんな小さなステージでの仕事が似つかわしくなくなっているのも厳然たる事実だったわけです。実際それで暴動寸前になっていたのだから。
常務はとにかく、言葉の選び方が悪い。
せっかく実務は有能そうなのに……と、ここでふと気付く。
第一印象は強面でいかにも仕事ができそう
常に表情が固く笑顔を見せない
コミュニケーション能力に難あり
そのせいでアイドル達からの無用の反発を受ける
……この人、1st前半のPと同じじゃないか?
常務はいかにも悪役然として演出されているが、やっていることもその問題点も実はほとんど初期のPと同じなのではないか。
つまり、2nd前半戦はやはり1st前半戦の「反復」をしているのではないか?
前回14話を見て非常に感動した半面、少し寂しくもなったことに「Pが頻繁に柔らかい表情を見せるようになった」ことがある。
というのも、1話2話の辺りではこの物語のクライマックスは絶対に「この笑わないPに笑顔を取り戻させる」展開なんだろうなと期待していたからで、それが思いのほか早く済んでしまったことに僅かながら引っかかりがあった。
もし常務がPの「鏡合わせの反復対象」で、Pが過去の自分を打ち破るという仕掛けが秘められているならPの問題が早期に解決してしまった理由も納得がいく。
同時に武内Pだけでは難しい「先輩アイドル達との(BAD)コミュニケーションが生み出すドラマ」が改めて可能になるので、色々考えていくと「常務のキャラはPの拡大版」と捉えておくと辻褄が合うことが多い。
ということは恐らく前半戦ラストで何か大きな事件が起こり、そこでずっとタイミングを見計らっていた部長が「昔、まっすぐな女がいてね……」とここぞとばかりに昔話を始めて何やかんやで常務もデレるんじゃないかな、と。
15話内で部長はPと楓さんが似ていると言っていたのだが、あれも少し引っかかる言い方だったんで常務側の事情も知っているであろう部長の動きにも注目。
あと、仮定に仮定を重ねるだけなので現時点では余談ですが、常務編=先輩個別エピソード編で、それがアニマスの961編と相似形になっていると考えると(ジュピターのポスターが意味深)、一番重要な卯月の問題は後半戦まで溜めに溜めこまれる可能性が高くなってきたかも知れない。
あのキービジュアルのカウントアップが中盤での大爆発を予感させていたのだが、何か新OPと「Shine!!」のジャケであっさり「XII」になってて、あ、やっぱりあれはただの(察し)。それともこれはいいように翻弄されているだけなのか!?
ともあれ新OPは卯月の隣に凛と未央がいてくれたこと、14人がシンデレラでもプリンセスでもなく騎士か王子様そのものに少女革命していることにかなり安心した。独りぼっちでおもひでぽろぽろする卯月はいないんだ……!!
今までは意図的に「卯月センター」を避けているように思っていたけど、あの最後のシルエットの中心は卯月でいいのかな。あのシルエット、最終回で輝きに包まれて外れないかな……。
?THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 2nd Season 01 Shine!!【初回限定盤CD+Blu-ray】?
- アーティスト: CINDERELLA PROJECT
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
やさしい希望<アーティスト盤> CD+DVD(2枚組) (TVアニメ「赤髪の白雪姫」オープニングテーマ)
- アーティスト: 早見沙織
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2015/08/12
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る