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へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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【日々適当】岸本斉史・岸本聖史、双子対談がうちは兄弟っぽい話

日々の適当な更新

 

助太刀09 (1) (デジタル版ガンガンコミックス)

助太刀09 (1) (デジタル版ガンガンコミックス)

 

 

 今日も今日とてネタがない。今日はシンデレラガールズの為に体力を使いたくないしアニメラッシュの前にアイアンマン3も見ておきたいから時間もない。

 なのでさっき読んだ「ガンガンONLINE」に全三回掲載されているマンガ家・岸本斉史&聖史兄弟の対談記事についてちらっと触れて適当に済ませます。

 

www.ganganonline.com

(スマホだとサイトが崩れるのでアプリで読んだ方がいいと思います) 

 

そもそも「ガンガンONLINE」は「シンデレラガールズあんさんぶる」とDQX題材の「ゆうべはお楽しみでしたね」目当てで、あとは「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」の最新話をチェックしたり余裕があったら「ばらかもん」とかラノベ連載を斜め読みしたり……程度の読み方しかしていないのでこの対談記事も最終回が更新されるまでスルーしていたのですが、これが非常に面白かった。

 岸本斉史のインタビュー記事は今までも数多く出ていて全てに目を通しているわけでもないのだが、自分が今まで読んだなかでは一番「素」に近く、かつ作品作りの相当にコアな部分にまで踏み込んで喋っている。この間まで少年ジャンプで短期連載されていたNARUTO外伝についても、当のジャンプ・集英社関連のインタビューよりもぶっちゃけているのではないか。「面白くないと、描いた意味がなくなっちゃう」とか。

 

 そして当然、今までのインタビューとの最大の違いは双子の弟である岸本聖史と対談していることで、ここで垣間見える兄弟の関係性、ライバル意識、互いの仕事に対する容赦のない視点など、とても一言では言い表せない複雑で切っても切れない絆の深さが感じられる。

 

というか、うちはイタチ・サスケ兄弟っぽい。

 

 いや、「NARUTO」の世界観、物語の構造は徹底して兄弟・義兄弟・家族・一族の関係性を軸にしていて最終的には全ての歴史が繋がって「宿命の二人」に集約されるので、そういう意味ではナルトとサスケっぽくもあるのだが。

 

 一度就職してからマンガ家を目指した弟に対して「感覚的に甘い」と言い切ったり、ジャンプに持ち込みをしようとした弟にマジ切れした話など兄の弟に対するダメ出しの感覚がどうしても「許せサスケ……」とイメージ被って仕方がない!!

 何というか「弟を大事に思って色々と世話を焼いているんだけど、本人が天才なんでサポートの仕方がスパルタの域を超えてる」感じが、大切な弟だけは守りたい一心で「お前は俺のスペアだッ!!」と叫びながらスサノオで殺しにかかってくるお兄ちゃんの名演技に重なる。

 弟の方も双子なのに身体が弱いとか、ちらっと触れているがどうも進学先に差があったらしいことなど、出来のいい兄へのコンプレックスを匂わせていてとてもいい。

 その一方で二人で未だにネームチェックをし合ったり本気でマンガ作りに語り合ったりと、同じ道を歩む盟友としての関係性も新たに構築されているのもカッコいいなと思う。「NARUTO」の制作において、弟の存在は実は読者が思っている以上に大きかったのだろうな、と。

 

 あと、もう一つこの記事で興味深かったのが岸本斉史の担当編集に対する感謝の言葉。直接ジャンプと関係ないところで自然に感謝の言葉が出てくるのは本当にいい関係で仕事ができていたのだろうなと感じる一方で、「担当と作家の二人で話を作っていくんだから、他の人の話を聞いてぶれないで欲しい」という意見を的確なアドバイスとして受け入れられるのは本人に才能と覚悟があるからだよな、とも思う。

 もし精神的に余裕のない状態の作家に同じことを言ったら「親しい人に相談もさせてもらえない……隔離されている……」と受け取ってしまうかも知れないし、そのあとの担当に「言うこと聞きすぎ」と怒られたという笑い話も、「担当の言う通りに描いてきたら言うこと聞きすぎと怒られた……理不尽だ、パワハラだ……」と思われるかも知れない。結局、マンガ家と担当編集の関係性って色々言われているが究極的にはその瞬間のタイミングに拠るだけなのだろうなぁ。

 それでも、担当にそう言われながら岸本斉史は岸本聖史に何だかんだで相談は続けたらしいので、やはり参考先を複数持っておくのは重要なんだろうけど。

 

 それと岸本聖史の最新作「助太刀09」。

 ガンガンONLINEで読める話数だけ読んでみたけど、「666-サタン-」の頃とは印象が全然違っていて驚いた。エグい描写を逃げずに全力で挑んでいるのも面白いし、最新話の「全盲の少女が音を頼りに世界を認識していく」過程のマンガ的な表現も美しい。

 ネームというか、コマの流れに少し引っかかりを覚えるところもあるんだけど、それは大体「兄の手法に似ていて違和感がある」点なので、実はもう弟にはアドバイスいらなくなってるんじゃないかとも思ったがどうなのかな。これで兄っぽさまで完全に自分のものにできれば万華鏡写輪眼が完成するのか……?

 

 適当に終わり。