読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

【デレマス2nd速報感想】アイドルマスターシンデレラガールズ第18話、カワイイボクとハードボイルドキャンディーアイランド(KBOC編)

アイドルマスターシンデレラガールズ関連

 

 

 K(カワイイ)

 B(ボクと)

 O(美味しいから)

 C(クローバー食べる)

 

 というわけで、もはや速報じゃない18話感想後編。今回はCIの三村かな子と緒方智絵里、そして自称ではなく本気でカッコいい先輩となった輿水幸子の話です。

 まずは順番にカワイイ幸子……と、野球ガイドと旗振りこんちきちん。

 

・「カワイイボクと野球どすえ散歩」って何!?

 

 最初に聞いた時、理解が追いつかずうっかりスルーしてしまったのですが、文章に起こしてみるとこの企画の狂いっぷりがよくわかる。

 そもそも「KBYD」とは旧ブレインキャッスル時代にできた番組限定ユニットだと認識していたのだが、どうもそうではなかった……いや、そうではなくなったらしい。

 恐らくは番組降板の穴を埋める為、武内PがそうしたようにKBYDのPも靴底をすり減らして新たな仕事をゲットしてきたのでしょう。その際にゴールデン帯(川島さんが読んでる雑誌記事参照)の人気番組で知名度を得ているKBYDをそのまま使うことが条件に出されたのかも知れない。

 同じ三人で改めて新番組に臨むに当たって、たぶんこの三人と担当Pにも相当なドラマがあったのだろうなぁとは強烈に想像させてくれる。絶対に揉めてる。余計な強がりを言う幸子を紗枝はんがイジりまくってユッキが畜生笑いしてる。

 ともかく、出番は他の回の先輩組に比べると少ないのだが、KBYDが9話の時よりも更にいい関係を構築しているのは伝わってきたし、CIと対比される存在として何故この三人が選ばれたのかも改めて納得がいった。

 

 普段はグータラしているがチャンスと見れば一発かますお姉さん。

 常にマイペースな癒し系。

 メンタルに重大な問題があるがとにかくカワイイ!!

 

 という三人のバランスが実はCIに似ていると。もちろん、最大の選抜要因がバラエティ対応力なのは間違いないですが。

 で、先輩格としてカッコよさを魅せつけてくれたのが輿水幸子なわけですが。

 物凄く重要な点として、輿水幸子は14歳なのです。かな子が17歳、智絵里が16歳なので中学生が高校生に説教する構図になっている。

 芸能界というのは僅かでも先に入った方が先輩なので、それ自体は別におかしいことはない。18話ではNGsと奈緒加蓮の物語も同時進行しており、そこでも年上である奈緒加蓮が年下の未央に敬語を使う様子が描かれている。

 

 少し脱線するけど、奈緒加蓮がアニメ独自の設定としてNGsへの敬語を通してきているのは「先輩編」の一環で、実は「NGsを先輩組とする奈緒加蓮が主役のストーリー」が分割して組み込まれているからだよね。今、気付いた……!!

 

 話を戻す。輿水幸子が先輩風を吹かすこと自体はおかしなことではない。ないのだが、では本当に彼女が「先輩としての高い能力と経験を持って」説教しているのかというと、全然そんなことはない。

 色々と乗り越えてきたものがあることは紗枝ユッキの態度からも明らかではあるが、それにしても偉そうな口を利けるほど立派な存在でもない。

 じゃあ何で、あんなにも輿水幸子は堂々としてカッコいいのか。

 圧倒的な「先輩」っぽさがあるのか。

 

「アイドルは、前を向いてるもんです。カワイイボクのように!!」

 

 全てはこの一言に集約される。

 18話の内容、提示された問題の数々、あるいは「シンデレラガールズ」が描き続けているテーマの何もかも、この一言で大体解決してしまう。

 それくらい、このセリフは強い。

 「アイドルとは何か?」という命題にこれ以上ない明快な答えをすでに出してしまっているのが輿水幸子であり、その答えとは「カワイイボク!!」なのだ。

 アイドルは前を向いているもの「だから」ボクはそうしている、ではなく。

 全てのアイドルは「ボクのように」前を向いているべきだ、と言っている。

 

 アイドル=ボク。

 

 だから情けないあなた達も「ボクのように」振る舞えばアイドルになれますよ、くらいの意味合いであり輿水幸子の自意識はそこまで超越している。

 完璧で付け入る隙がない。本人は隙だらけなのに。

 ただ、果たしてそれが本性の弱気からくる強がりが極限に肥大化した結果なのか、本当に根っからナチュラルボーンアイドル・ナチュラルボーン幸子なのか、その辺りはわからない。

 「先輩編」の主旨からして実際は輿水幸子のそういった深い部分を掘り下げるべきなのかも知れないが、それをすると常務言うところの「アイドルが持つ神秘的な物語性」が壊れてしまうので、輿水幸子に関しては現状これでベストだと思う。

 もし掘り下げるなら、それは中の人である竹達彩奈が満を持してイベントやライブに参戦してからであるべきだろう。今の輿水幸子の「訳のわからない超越感」は竹達彩奈の不在が結果的に生み出しているせいもあるから。

 今回の芝居なんてまさに竹達彩奈の真骨頂なんだけど、そこが輿水幸子のキャラに反映されているのかどうかも現状はっきりしないからなぁ。あまりイベントに出てこない早見沙織、原田ひとみ、東山奈央といった面々でも結構自前のラジオなどでシンデレラガールズの話はしてくれるので、余計に「元々アイマス好きでアイマス関係者とも仲の良い竹達彩奈が輿水幸子に対しては物凄く言葉を選んでいる」ことの意味が深くて重い。9話のあとのTwitterの神妙さよな……。

 しかしそんな中の人の在り方も、公式でのぼっち扱いも、「孤高のアイドル」輿水幸子の魅力を後押ししているのだから面白い。

 輿水幸子はハードボイルドカワイイ。

 

・かな子ダイエットとは精神修行である

 

 次に三村かな子の話。

 18話は前編でも書いた通り基本的には非常にシンプルな話なのですが、一つだけ明らかにおかしな点がある。それがかな子のダイエット展開。

 

 緊張して失敗してしまった(わかる)。

 すぐ緊張してしまうのは気が緩んでいるせい(まあわかる)。

 気を引き締める為にダイエットしよう(……!?)。

 

 普通に見ているだけだと理屈がまったく通ってない。

 大体にして、「緊張して失敗した」ならリラックスする方法を考えるべきで(だからクライマックスのおまじないはそうなる)、そこで逆に気を引き締めようとしてどうするんだ。

 しかし自分はこれが無理のある展開、かな子を追い込む為の強引な脚本だとは思わない。

 一見して理屈は通っていないが、「失敗した」=「じゃあダイエットだ!!」という脈絡のない発想は無茶苦茶かな子っぽい。かな子にとっては食こそが万物を支配する神であり、失敗したならそれは食が原因であるに違いないのだ!!

 だがここで大きな掛け違いがあり、かな子がそこまで食の権化であることをPも杏もさすがに見抜いていなかった。今回の失敗の真の原因はそこ。

 

 Pと杏がかな子と智絵里の「杏離れ」を了承したのは、今の二人なら当然それができると信頼してのことだった。なので今回、二人が崩れたのは完全に計算外。そして智絵里の脆さは予想の範囲内である以上、崩れた理由はかな子のダイエットしかない。

 Pと杏は、かな子こそを信じていたのだと思う。智絵里がどんなに緊張して失敗してしまっても、かな子がいつもの笑顔で支えてくれるなら大丈夫だと。

 杏が食レポを提案しているのが重要で、あれは二人がやりやすい話題を用意するというのもあるがそれ以上に、「かな子が食べてさえいれば大丈夫だよー」という認識が杏とPに共有されていたのが大きい。

 これは一般に「かな子はメンタルが強い」とファンの間でも認識されていることに通じる。だから今回、かな子が崩れたことがP達と同じく予想外だった人も多いはず。かく言う自分もその一人。

 が、よくよく考えるとわかるんだけど、かな子は決してメンタルが「強い」のではないのですね。

 

三村かな子はメンタルの「回復力が異常に高い」のです。

 

 HPや防御力が高いのではなく、どんなに大ダメージを受けてもしばらくすると全回復する。

 ダメージ自体は普通に、いやそれこそ智絵里と同じくらい簡単に通っている。常に智絵里と同じだけの痛みも不安も感じている。けど、智絵里と違って引き摺らない。だから近くにいる杏やPですら「かな子は大丈夫」と誤解していた。

 で、この異常な回復力が何に由来するかといえばもちろん、

 

 「美味しいから」大丈夫!!

 

 三村かな子は、あらゆるスイーツをドラゴンボールの「仙豆」と同じ効果に変える特殊スキル持ちなのです。何かダメージを受けるたび、スイーツを補給することで全回復を繰り返している。

 今回も、部屋の明かりを消して(ついに自主的にやるようになった消灯演出)落ち込んでいたあと、かな子はいつも通りクッキーを食べて回復しようとしていたのだが、智絵里の「頑張らなきゃ」という言葉を受けてこの特殊スキルを封印してしまう。

 これは、かな子自身が自分の特性をまったく認識していなかったことによる悲劇。上に書いたように「緊張して失敗した」なら「リラックスする」べきであり、かな子にとってのリラックス法とはまさにスイーツ食べて落ち着くことなのだ。答えは手の中にあって、普段から無意識にちゃんとやっていたはずなのに、それをわざわざ手放してしまった。

 直接は言及されないが、ここには「あんきら」が感じていたのと同種の「他人の価値観に晒されることの恐怖」が働いてしまっている。要するにかな子は「緩んでいる自分を他者が否定的に見ている」とは重々承知していて(だからここでベテトレさんが再登場する)、自分を成長させる努力を考えた時にまず真っ先にダイエット、となってしまう。

 理屈の上では逆効果でも、肉体的な必要がなくても、とにかく他人の目を気にしてしまいダイエットしかないという発想になる。これはリアル女子が無茶なダイエットに走って身体を壊す際にもよくあるパターンだと思う。かな子にはそういう「戦場の少女」のリアルさもある。

 とにかくその失敗は、智絵里とほぼ同じ反応しかできなくなってしまった江戸切子の店で最高潮に達して崩壊に至るのだが、Pのキャンディでやっぱり簡単に全回復する。Pの励ましも幸子のアドバイスも智絵里の決意も影響はあるが、何だかんだで三村かな子は「美味しいスイーツを食べて自己回復」する。

 なので今回、かな子が成長したのかというとわりと疑問は残るのだが、輿水幸子とはまた別軸で三村かな子もまたナチュラルボーンアイドルなので、そこは自分を取り戻しさえすれば大丈夫!!なんじゃないかと。

 

・ギヤマンとクローバー

 

 最後に、緒方智絵里。

 今回、江戸切子がフィーチャーされたのは9話のクイズで智絵里が答えた「白詰草(クローバー)」の使用法がまさに江戸時代のギヤマン運搬に使われていたから……ということらしいんですが、その関連が本編内容から抜けているのは惜しい。さすがに尺が厳しくて入らなかったんだろうけど、智絵里とクローバー、シンデレラとガラス細工というモチーフの連動が非常によくできているだけに、EDのガラスの器作りとも合わせてもっとわかりやすく伝える手立てがあってもよかった。細か過ぎて伝わらないシンデレラガールズ……。

 

 そのモチーフからもわかる通り、18話の中心に立っているのは智絵里なのですが、それでもインパクトは弱い。見せ場は「あんきら」と幸子がさらっていくし、挫折から立ち直るドラマはかな子に持っていかれているので智絵里がやったことといえば「杏達がくれた既存のおまじないを捨ててオリジナルのおまじないを作る」、それによってほんの少しだけ視野が広がるという、本当に些細な成長でしかない。

 ぶっちゃけ初見の時は、結局おまじないは卒業しないのかよと突っ込んでしまった。

 けど、それでいいんだよね。この小さな一歩が緒方智絵里らしさであり、「みんな歩く歩幅も方向も違う」シンデレラガールズらしさを支えている。

 誰もが急には進めない、しかし細々とでも延々と続いていく伝統工芸のような美しさ、カワイイもある。

 Pと杏がもっとも手のかかる娘である智絵里を辛抱強く見守り続けているのは、そしてこのアニメがその様子を丁寧に追い続けているのは、そこにアイドルを育てる意味とかアイドルを目指す少女達の本質を見ているからなのではないかなーとは、何となく思う。

 個人的に、何でアニメでCPメンバーに選ばれたのが小日向美穂ではなく緒方智絵里だったのか、というのは長らく大きな謎の一つだったんですが、ゲーム内の「マジックアワー」での先輩小日向さんの頼もしさと今回の智絵里の繊細さを比べると、このアニメが一体何を選んだのかが少し見えてくる。

 2ndで智絵里はもっと強く成長するのではないかとも予想していたけど、智絵里に課せられた使命は更に過酷で美しいものなのかも知れない……。

 緒方智絵里の歩む道こそ、本物のハードボイルドアイドルロード。

 

・残りの話題あれこれ

 

 ちっとも終わらないんで簡単に。

 

・絵コンテ演出が8話蘭子回の岡本学で、今回も作画演出レイアウトなど見どころが多岐に渡っているのだが、そういうのはキャプありサイトに任せる方針。

・常務の切り札は速水奏なのか?

・雑誌で一緒にいるうち、CD組のフレデリカはわかるが塩見周子は総選挙後(1st終了後)にオーディションをして声を付けたのは間違いないので、最初からアニメに出る予定があったならタイミングが合わない気がする。

・というか鷺沢文香はどこいった?

・現在、アニメでのサプライズボイス枠のうちクールだけが明らかに不足している。しかも声付いたのがメガネ・知恵ちゃん・軍曹・珠美と見事にクールバラエティ班しかいないので、真のアダルトクール勢が一気に出てくる可能性はかなり高い。

・その舞台が秋フェス……フェス多いな346プロ!! まるでアイマスイベント並の過密スケジュールだ。

・そしてシンデレラの舞踏会が1話の反復で冬に行われて、最終回もまた1話に戻って春の桜の下で「誰か」のスカウトをするの……かな?

・しかしこうなるとトライアドプリムスの投入タイミングが読めない。まだ常務側に引き抜かれる可能性は残っているが、今回「NGsのリーダー本田未央」の主導で奈緒加蓮が仲間入りした意味は非常に大きい。

・これで奈緒加蓮の問題はNGs全員の問題となり、全員が未来を共有する。

・ED新曲のCD、発売日が遅いと感じるのは1stの毎週発売に慣らされてしまったせいか。二曲セットが基本ならあと何曲くらい出るんだろう? 「あんきら」曲はノルマみたいなものだから出して欲しいけど、そうすると舞踏会が既存ユニット参加ではなくなるってことになり曲から展開がバレるな。その辺も考慮しての発売日なのか。

・ちなみに日本コロムビアはアニメ関連が好調で黒字回復した模様。……三ヶ月の待ち時間って実はコロムビアの為だったんじゃないか説が自分のなかで育ちつつある。

・予告に関しては明日待ち。可能性としては、「だりなつ」ならデレパのゲストタイミングにドンピシャになる。蘭子だとしたら先輩枠で小梅と一緒にキノコも出てきて毒茸伝説にワンチャンある、ってところか。

・前に崩壊を予感した「19話」ではあるのだが、時計の文字盤は本当に何だったんだよ!? いきなり秋フェス突入大崩壊ってことはないと思うけど……。

 

 あー、案の定どんどん記事が長くなっていくので、次はあまり網羅的に書かず要点だけ絞るようにしよう。そうしよう(フラグ)。