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【日々適当】神撃のバハムートがアフロよりマナリア百合学園を優先させた話

 

神撃のバハムート GENESIS I(初回限定版) [Blu-ray]

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 ゲーム「シンデレラガールズ」の南条光、悪役挑戦イベントのオチが「Pが過保護なのが悪い」だったのは、アニメの展開ともそれを見たリアルP達の反応とも絶妙にシンクロしていて計算したのかどうかはわからないが、やるなサイゲームスと思った。

 これから更新される月末ガチャがどうもこのタイミングで島村ガチャになりそうなのも、これカードのセリフや思い出エピソードで重要な伏線なりフォローなりぶっ込んでくるんじゃないかという気がしてならない。

 つまり、この先も心穏やかにアニメを見続けたければ引け!!……と。

 やるなサイゲームス、まさしく鬼畜の所業!!

 そしてシンデレラコラボを終えた「グランブルーファンタジー」には矢継ぎ早に「神撃のバハムート」の人気キャラ、ヴァンピィを投入する念の入れよう。声優が釘宮理恵なのでビィくんと被るのだが、その辺はもう川島さんとルリアが邂逅してしまった時点でどうでもよくなっている模様。

 そして……最近すっかりグラブルに人気キャラを吸い取られて影が薄くなってしまった「神撃のバハムート」本体の方も、四周年記念のキャンペーンを発表した。

 その目玉として発表されたのがマナリア魔法学園編「マナリアフレンズ」のTVアニメ化。

 

 これはすでに発表されている「神撃のバハムートGENESIS」の第二期とは別に制作されるとのことで、何だがつい最近「劇場版やるけどTV第二期も別に作ります」と言ってた某海の向こうを連想する。

 「マナリア編」自体は過去に特別PVも制作されTVアニメ化への期待は高いエピソードだったので、普通ならば素直に喜びたい話。ただ、どうしてもバハジェネ二期との兼ね合いはどうするんだとか、そもそも今はバハムートを推すより勢いのあるグラブルのアニメ化を急ぐべきなのではないかといった数々の疑問が湧いてくる。

 

 まず、グラブルではなくバハムートのアニメを更に二つ制作するというバランスの問題についてだけど、これはたぶん間違った判断ではない。

 ソーシャルゲームのアニメ化というのは往々にして「安定期から衰退期へと落ち込む段階でカンフル剤的に打ち込む」ものであって、拡大期にあるゲームにはあまり必要とされない。ゲーム自体に勢いのある状態ならば、アニメ作るよりもその金でCM攻勢をかけた方が遥かに効率的だから。

 バハジェネの一期自体そういうニュアンスであったし、「戦国コレクション」にしても「探検ドリランド」にしても「ガールフレンド(仮)」にしても更なるブレイクを狙うというよりは延命措置としてのアニメ化であったには違いない。

 また、ついでに言うとソシャゲアニメの歴史上、ゲームとアニメを同時に立ち上げたパターンでの成功例はほとんどない。ファンタジスタドール……絶対防衛レヴィアタン……アニメとしては良作だったんだ……良作だったんだよ……だからケイオスドラゴンもきっと、ほら、うん。

(その例で言うと現在「シンデレラガールズ」はカンフル剤を打ちつつ「スターライトステージ」の同時立ち上げを狙っていることになるので、新パターンでありやはり予測不能の存在となる)

 現在、グラブルは拡大期の真っ最中なので、この段階でアニメ化というある意味「最後の手段」を使用する必然性がない。ならば再びバハムートに鞭打って、そのユーザーをコラボやキャラ輸出でひたすらグラブルに流し続ける方が合理的なのだろう。

 そして、バハムートにカンフル剤を打ってグラブルにユーザーを誘導するのなら、バハアニメはグラブルに似たコンセプトの冒険萌えキャラファンタジーの方がいいに決まっている。だからここでマナリア編のアニメ化をする。理屈は通っている。

 だとすると、やはり問題になってくるのは、

 

そもそも「神撃のバハムートGENESIS」とは何だったのか?

 

 あれは本当に何だったの? という話。

 あの圧倒的なクオリティ、採算度外視としか思えない謎のプロジェクトは何の為に存在したのか? そして商業的にはよほど理に適っている「マナリアフレンズ」が発表されてなお、第二期は作ると言っている。そこに合理的な理由はあるのか?

 個人的には、合理的な理由はない、と思う。

 

 あれは道楽だ!!

 

 道楽、という言葉が適切でないのなら、「コンセプトカー」とか「実験用カスタム機」であるとか、とにかくコストパフォーマンスを無視して最高の技術を詰め込むことだけを目的に作られたロマン機体。ロボットアニメで主人公が乗るやつ。それが「神撃のバハムートGENESIS」だったのだと思う。

 サイゲームスがアニメ事業部を立ち上げたこととも関連して、まず全力出して最大値を把握しておくことには意味がある。過去、アニメの歴史においてもそういった無茶をした作品こそが可能性を押し広げてきた事実もある。

 とはいえ、実験機であるならそこで得た成果がきちんと量産機にフィードバックされなければ無駄なわけで、その真価が「マナリアフレンズ」で問われる形にもなる。

 スタッフや制作スタジオは恐らく別(PV版のスタッフが継続?)ではあるとしても、サイゲームスのアニメ事業が道楽ではなく本当に事業として成立するのかどうかはここにかかってくるだろうし、バハジェネ二期で更なる冒険を重ねる為にも失敗は許されない。

 そう考えていくと「マナリアフレンズ」、バハジェネと方向性は真逆なれど決して甘い作品にはならないのではないか? 期待してもいい……のか?

 

 ともかく、一ヶ月の連続更新はこれで終わりなので次回からは適当に更新するとして適当に終わ……。

 

 って、シンデレラガールズ月末ガチャで落ちてるじゃん!!!! アニメなんて作ってないでゲームちゃんとしろよサイゲ!!!!