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【年末ご挨拶】2015年のアニメ感想総評はありません。

 

アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ版) 2016カレンダー 壁掛け A2

アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ版) 2016カレンダー 壁掛け A2

 

 

 2015年最後の更新となります。

 はてなブログに移ってしばらくは積極的にブログ更新を頑張ってみようとしていたわけですが、案の定というか何というか、あっさり力尽きました。

 8月に毎日更新をやったのがよくなかった。あれで、別に毎日更新したとしてもアクセス数が劇的に増えるわけではないと余計なことを学んでしまった……!!

 結局、今のアニメブログはコツコツ毎回の感想を書いていくスタイルよりも旬のネタで一発ドカンとバズらせる方が需要にも合っているのだろうから、よほど書きたいことがない限りは無理しても仕方ない。ぶっちゃけ、記事が多過ぎても邪魔ですしね……。

 というわけでこのブログは来年も時々思い出したように更新する感じになるかと。日々の感想が読みたい人は埋め込んであるツイートの方を読んでください。

 

 で、自分のサイトでははてなダイアリー時代、どころかジオシティーズ時代から年末年始に一年の総評を書く企画をやっていたんですが、2015年はやりません。

 ご存知の通り、自分の2015年は「アイドルマスターシンデレラガールズ」に全振りしていたので冷静なランク付けなんてできるはずもなく、また一作にこれだけ思い入れができてしまうと他作品にそれ以下の態度で触れるのも何か、信憑性のない話にしかならないよなぁと自分で考えてしまうので。

 あとは単純に、2015年の録画消化が終わってない。「うしおととら」と「アクエリオンロゴス」の2クール目は年始のお楽しみに取ってあるんですが、「落第騎士の英雄譚」は本来ならとっくに録画見終わってる予定だった……。

 「ノラガミARAGOTO」なんて録画溜めている間にBSフジの放送が行方不明になりましたからね!! どうしろというのだ!?

 2015年は更に増加傾向にあるショートアニメ系を押さえきれなかったのも反省点。特に「モンスターストライク」は良作で、2015年アニメを語るうえでもニコ動の衰退と配信アニメの新たな可能性を考えるのに欠かせないので早いとこ追いつきたい。

 まあ、そんなこんなで要するに「中途半端になるんで無理です」ということです。もし楽しみにしていた人がいたなら、申し訳ありません。

 

 せめて「2015年に気になったキーワード」なんてお題で簡単なまとめでもしようかなと思っていたのですが、自分のなかでの2015年最大のキーワードは「2.5次元」なので、それはμ'sの紅白出場とアイマス劇場版放送を見届けてからでないと書けない。

 「昭和」と「全共闘」と「ゾンビ」で三題噺めいたものを書けなくはないけど、そうやってワードだけ繋いでもそれは言葉遊びの連想ゲームでしかないしなー。

 

「2015年にゾンビの如く甦ったおそ松くん、ブラックジャック、ルパン三世に共通するものは昭和というガジェットを反権力・反現代性を象徴するファッションとして身にまとっていることである。これはローリングガールズがブルーハーツを象徴として持ち出したことや、コンクリートレボルティオが日本ヒーロー史にパロディ以上の物語の補助線としての意味を与えていることにも共通する。だがそこからは往々にして昭和の濃厚な汚濁は排除されている。がっこうぐらし!においてゾンビの醜悪な姿が巧みに覆い隠されるのと同じように。あるいは艦娘達があの戦争の記憶を封印されているように。そしてそれこそが昭和や全共闘の闇を引き受けることを拒絶し反権力の祝祭性だけを無邪気に享受しようとする現代の若者の習性をよく表しているのではないか。だがその先にあるのはオーバーロードやケイオスドラゴンの主人公が陥った不死性の牢獄ではないのか。ゆえにそこから脱却するにはナラクを受け入れ我々はニンジャになるしかないのだ!! ブラック企業とソウカイヤを殺せ!! ワッショイ!!」

 

 ――みたいな文章は数分で書けますが、もちろん意味はないので似たようなことを本気で言っている人がいたら注意しましょう。

 

 あとは「雑」ね。

 「雑」に関しては、ネット上のみならず名のあるライターなんかも2015年初頭から頻繁に使い出していて物凄く引っかかっていた。

 「雑」ってとても危険な指摘で、これは「何に対してどの程度の丁寧さを欠いているのか」がまったくわからないし、それでいて改善は簡単にできそうな語感を与えるので、たぶん創作者に、

 

「あなたの作品は面白いけど、少し雑ですよね。そこだけ直せばもっと良くなると思います!!」

 

 と手紙を送り続ければ精神を破壊するのに半年とかからない。

 あまりに便利な言葉なので(ツイッターだと一文字で「批評しているっぽい語感」を与えられる言葉はとても重宝する)自分もうっかり使いそうになるのだが、「雑」はよくないよなぁと思い、しかし他に言葉がなく「粗雑」で済ませたりする。反省。

 特にTVアニメや週刊連載のマンガなど、時間制約がキツい創作に対して安易に「雑」と言ってしまうと何もできなくなっていく。

 「雑」であることは「悪」ではないはず。

 むしろ「雑味」を美味いと感じられなければファストフードやB級グルメに手を出すべきではないんじゃないかなぁ。

 そしてファストフードにコストパフォーマンスはそのままで高級レストラン並の接客を求める時代はとっくに終わった。客がそんな無茶な要求を続ければどこも経営破綻していくし、店員が外国人ばかりになっていくのは当然だ。

 けど、まあいきなり意識を変えられないのはそれこそ仕方のないことで、作っている側も無茶な要求に応えるのが美徳だと強く意識しているからギリギリ維持されているラインがある。その辺はせめぎ合いの果てにどう落ち着くかを見守るしかない。

 

 最後にちょっと脱線しましたが、2015年の更新はここまで。

 では皆様、良いお年を。