へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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スラムダンク あれから10日後・・・

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)
昨年12月にほぼ告知なしで行われた
単行本一億冊突破記念イベントを追った
ドキュメンタリー番組。
廃校を湘北高校に見立て、黒板にチョークで
スラムダンク最終回の10日後の様子を
描き下ろしマンガで描くという企画で、
それに携わった作者、スタッフ、そして
来場したスラダンファンの様子を丁寧に捉えている。
井上雄彦がほとんど一発描きで
黒板にマンガを描いていく姿は圧巻。
しかも一枚描くのに五十分って、早過ぎるだろー。
デカい紙に巨大筆で絵を一発描きするCMの
裏側を捉えた番組でもビックリさせられたけど、
本当に井上雄彦はマンガ家というより
現代の絵師だよなぁ・・・。
告知をほとんどしなかったにも関わらず、
全国から集まってきたスラダンファンの想いと言葉には
ちょっと感動させられた。
個人的に、筆者はジャンプ好きのなかでは
比較的スラダンに思い入れが薄い方なのだが、
それでもあの最終回を思い出したりして
結構しんみりとしてしまった・・・。
未だにあれだけのファンに愛されて、
作者も読者も幸せにして、こういうのを本当の意味で
名作と呼ぶのかも知れないなぁ。
しかしあの場に集まったスラダンのファン層、
普通のストリートファッション系の兄ちゃんとか
子連れの若い女の人とかばっかりで、
いわゆるこういうイベントに付きものの
オタクや腐女子がほとんど見られなかったなー。
やっぱあのマンガは一般人のものなのか、
筆者の思い入れがいまいち薄いのもそこが原因だな。