へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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蟲師 #20(終)

蟲師 オリジナル・サウンドトラック 蟲音 前
地上波放送ぶんは今回で終了。
残りはBSチューナー買うかDVD買いなさいという
いつものフジ深夜商法・・・。


かつて、この世の全ての生物を滅ぼそうとした
魔王のような蟲を封印した一族の少女。
彼女には蟲退治の話を書に記すことで、
その身に眠る滅びの蟲を書に封印するという役目があった。
何か恐ろしく壮大な設定があるのだが、
そんなことはあくまで背景として、
蟲に苦しめられながら蟲退治を自慢気に話す蟲師を嫌い、
書に封じられた蟲達を愛でる少女の有り様を見せる話になっている。
圧巻なのは書に封じられた蟲の描写。
第一話の動き出す絵を更に発展させたような表現で、
本当に文字がウジャウジャと蟲のように動く・・・!!
そしてそれを箸で掴んで紙にまた貼り付けていくという
封印の様子がまた面白い。
自由奔放な発想を最先端技術でビジュアル化するという
この作品の革新的な面が非常に良く出ていた。
最後は、いつか蟲を封印し終わったら、
ギンコと一緒に旅に出たいという少女の言葉を
ギンコが了承してエンド。
明らかに告白を受け入れた格好だが、ギンコの本命ってこの娘なの?
一応の最終回としてはきれいにまとまっていたけど、
雪国の姉ちゃんとかにはもう逢いに行けないな・・・。
エンドカードのゲストキャラ総登場は嬉しかった。


まだ終わってないけど、とりあえずの総評としては、
数年に一度出てくる、TVアニメのクオリティーラインを
一段押し上げるブレイクスルー作品になったかなという印象。
特に人物の芝居動作は基本2コマで描くとか、
CGとの融合であるとかいった技術的な挑戦のインパクトは
相当なものだった。今後この路線を取り入れる他作品が
どれだけ現れるかというと疑問だが、
とにかくこの作品が「やっちゃった」ことの意義は非常に大きい。
BSでは続きますが、一応。スタッフの皆様、お疲れ様でした。