陰からマモル！ ＃１１・１２（終）

　陰からマモル! 其ノ弐 [DVD]
二話連続放送。
一話目では、ゆうなに告白されたマモルが動揺して
ゆうなに怪我をさせてしまったことから、
マモルがゆうな護衛の任から外される。
マモルの、ゆうなをどう想っているのか
自分でもよくわからないというモヤモヤした感情を
上手く拾っていく丁寧な演出だった。
二話目では、そのゆうなの怪我とマモル解任が
秘伝書を狙う陰守一族の分家、陽守家の策略だったことが判明。
マモルに変装した陽守タスケによって、
ゆうなの貞操がピンチを迎えた時にマモル＆サブヒロイン組登場。
だが、そこから更に二転三転させてタスケの強さを
印象付けていく流れが見事だった。
タスケの完璧キャラが最後まで崩れないことで、
「心から岩石落とし」とかやっても
この話はシリアスなまま揺るがずにまとまっている。
マモルの決意、ゆうなの決意、それを見守るサブヒロイン達など、
ラストも非常にきれいにまとまっていた。
まあ、それでも記憶喪失でリセット掛けるのはお約束。
いくらでも続けられそうな題材なので、
むしろ続編の可能性が繋がって嬉しかったくらい。
短いシリーズだったわりには、
一話一話の完成度が高く、内容も意外と濃かったので、
ボリュームはあったように思う。
残念なのはこれが深夜枠だったことだなー。
こういう王道ドタバタラブコメはもっと優遇されてもいいはず。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。