（ＴＶＫ）Canvas2〜虹色のスケッチ〜 ＃２４（終）

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まさかのエリスエンドに

朋子自殺！？

「さよなら、病院のお兄ちゃん・・・」って何だよっ！？
いや、驚いた。いろんな意味で、あらゆる視点で驚いた。
まず、まさかそれはないだろうと思われた大逆転のエリスエンド。
浩樹が実はエリスを愛していた、というのはまあいい。
けどだからといって霧への想いがまったくなかったかというと、
とてもそうは思えないわけで、エリスへの想いに気付いたあとに
葛藤するような場面がなかったのが非常に残念。
尺の都合ということなんろうけど、あの電車での別れのシーンだけで
補完するのはさすがに無理があったかなぁと。
あのシーン自体は二人の心がもう離れてしまったのだということを
上手く表現していて面白かったんだけど。
結局、エリスはみんなに応援されていて、
霧は先輩に慰められるだけ、というのも霧の哀れさを増していた。
で、エリスエンドになったというだけならまだわかるんだけど、
二人でパリに行って同棲してます、みたいな終わり方が
どうもあまりハッピーに感じられなくて不思議。
二人の世界が、二枚の絵のようにお互いを見たまま
閉じてしまったかのようで妙な不安感がある。
観ているこっちが展開に納得出来ないからそう見えてしまうのか、
それともスタッフの意図があるのかどうなのか・・・。
そして、一番意味不明なのが朋子の扱い。
自殺未遂！？　しかもＥＤであっさり目覚めてるし。
必然性がまったくわからない。
「病院のお兄ちゃん」は浩樹と過去に会っていて、
浩樹への想いを秘めたままエリスの為に遠慮していたってことだろうけど、
それにしてもいきなり機内で服毒自殺みたいな描写しなくても・・・。
あれ、単にびっくりさせる為だけのミスリードだったの？
作品の締めとなる場面でそんな一発ギャグを入れるとも思えないので、
何かしら重要な意味があるはずなんだけど・・・わかんねーよほんとに！！
選ばれなかったヒロイン代表として、恋愛の残酷さを
最後に見せつける役割だった・・・とか？
本来、霧がやるべきことだけど、霧がやったんじゃ本当に
シャレにならないので朋子を使ってフェイクとし表現したのだろうか？
最後の最後で改めて見せつけられたのは、
この作品はトレンディードラマ指向だったんだということ。
最終回で恋愛劇の大逆転が起こったり、
登場人物が唐突に死にそうになったりする展開は、
もしかしたらそのお約束ってことだったのかも・・・。