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舞-乙HiME #25・26(終)

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一挙二話放送で最終回。
一話目は、ガルデローベ奪還作戦の前に立ち塞がる、
最凶の悪鬼トモエとの最終決戦!!
トモエ・・・というか田中理恵が凄過ぎて
他の印象が薄れまくった。まさかあそこまでハジケるとは。
ただ、シズルとの因縁はまったくドロドロする間もなく
終わってしまって拍子抜けだったなー。
ローブが解けた状態で上空から落下したのに、
腰痛めただけで済んだみたいなのは何なんだろう・・・。
たぶん、捨てゼリフからして「先のこと」があるんだろうけど。
舞衣の必殺技やナツキの役に立ちそうで立たない活躍ぶりとか、
一応見所は随所に用意されてはいた。
ラストで、アリカが母親の遺体が収められた
ワルキューレの装置を破壊。その痛みを越えて
蒼天の青玉の力が完全解放。アリカがレナモードに。
編んでた髪を解いただけなんだろうけど、印象変わるなー。


そして二話目の最終回。
ミユの力によりマスターとの契約という縛りを解き放たれたオトメ達が、
対ハルモニウム戦に集結。シホのドクロローブと、
アカネのネコミミローブに爆笑。この一発ネタの為だけにデザインしたのか。
というかアカネのネコミミは、前作のチャイルド考えるとトラミミなの?
舞衣&ナツキ&ミコト、シズル&ハルカ、トリアス組など、
各キャラを決戦のなかで対応するグループに振り分けていく
構成手腕がいつにも増して冴え渡っていた。
あのドタバタした状況でミス・マリアの若返りなんてネタまで
洩らさず拾っていく姿勢には、脱帽・・・。
そして最終決戦は、宇宙に上がってのアリカVSニナと、
地上でのナギVSマシロ。
ナギVSマシロは、ナギのあくまで愉快犯的態度を崩さず
それなりに正論をぶち上げるという余裕な感じに、
マシロが結局対応しきれなかったような印象。
アリカVSニナも、アリカの真っ直ぐ過ぎる主張に
意外とあっさりニナが折れるのが少し不満だった。
やっぱりアリカ&マシロにはイデオロギー的な強さがないぶん、
純粋さで押し切るという形しかなかったのかな。
ハルモニウムに取り込まれて暴走したニナをアリカが止め、
二人は全裸で「きみはどこに落ちたい?」状態で地表に落下。
そこで全裸にする意味はあるのか、と思ったんだけど、
擬似的な合体描写なのかなーやっぱり・・・。
いや、けど母親のレナとも全裸で抱き合ってたか。
エピローグは、トモエ以上に何で生きてんだよという突っ込みはあるが、
ハッピーエンドにまとまって良かった。ミミとエルスは・・・合掌。
セルゲイの記憶喪失と「ただのニナです」は予想以上にきれいなオチだった。
結局、セルゲイがニナのオトメを奪っていなかったという
展開からすると、二人を結び付けるにはもうこれしかなかっただろうしなぁ。
それにしても、セルゲイがちゃんとヤっていればこんなことには・・・。


全体としては、爆発力やインパクトでは前作に劣るが、
完成度、構成や設定といった技術面での巧緻さでは
前作を遥かに上回っていたように思う。
あれだけのキャラ数を、ここまで見事にやりくりして
大切にプロデュースしていく力は凄まじいものがあった。
そえゆえに、絶対的に時間が足りなかったことが悔やまれる。
一年あったらなぁ・・・。けど半年でないとスタッフが持たないか。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。


ところで・・・どうやら全四巻でのOVA化が決定したそうで。
番外編ではなく、完全な続編になるのかな?