(新)シムーン #1
美しければそれでいい 祈りの詩
監督:西村純二、キャラデザ&総作監:西田亜沙子。
「ナナ」「ヤミ帽」ファンとしては、
西田亜沙子オリキャラデザインというだけで期待が高まる。
実際、この第一話でもキャラデザの魅力は十二分に発揮されている。
というか、話や設定が訳わからない段階なので、
とにかくキャラを観るしかないような作りになっているんだけど・・・。
「シムーン」という本来は神に捧げる舞踏の機械を戦場で駆る巫女達、
だが圧倒的優位を保っていたはずのシムーン部隊も、
敵の成長によってついに敗走を余儀なくされる・・・ということらしい。
設定によると、この世界では全員がまず女として生まれ、
ある段階になると泉に行って自ら性別を選ぶことになるとのことだが、
そういう部分はまだ敢えて前面には出てきていない。
キャラよりストーリーより、まず世界観を見せることに特化した
第一話ということか。そこがわからないと何にもわからないのだろうから、
まあ仕方のないところではあるかな。
百合的要素が強いように思えるけど、
設定からすると甘ったるい話にはなりそうもないので、
戦争テーマやジェンダーテーマに真っ向から切り込むような、
骨太さを期待。そこに可憐なキャラとのギャップが生まれれば面白そう。