へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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牙 #5

Very Very
ゼッドの決勝戦は冒頭でブツっと切って、ノア編に突入。
まず最初に砂漠で寝ていて、そこから元の世界から召喚されたこと、
見知らぬ村で助けられたことへと回想が進んでいく構成。
無駄にややこしい作りなんだけど、
ゼッドの話と時間軸が被っていることを示すと同時に
回想でのノアの幸せが破綻することを
あらかじめ予言する意味合いがあるのかな。
穏やかな村で優しい人々に囲まれ幸せな時間を過ごすノア、
しかしその穏やかさの陰にあるその国の真実をノアは知らずにいた。
ノアが重苦しい現実から解放され青春を謳歌する描写は、
その後の破滅が予想されるだけに切ない空気が漂っていて辛かった。
結局、戒律を重んじるこの国で届け出なしにノアを保護した
優しいおじさんが、兵士となって人が変わってしまった愛する息子に
処刑されそうになるという展開で次回に続いた。
なかなかヘビーな展開だけど、何でおじさんは届け出してなかったんだとか、
無断で人助けするのは死罪なのに兵役拒否している友人達は
何で罰則ないんだとか、色々と疑問が湧いてきてしまう。
ラストの衝撃度を高める為に敢えて情報を抑えた弊害があるかなー。