へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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実写映画公開に合わせたアニメ劇場版の放送。
後半には実写版のメイキングや見所紹介なども付いていた。
本編映画は、青学テニス部がろくな脈絡もなく
豪華客船で行なわれる賭けテニス試合に出ることになり、
その相手にはリョーマの兄貴、越前リョーガがいました、というもの。
何が凄いってリョーガが何者なのか結局よくわかんないんだよね・・・。
どうも養子として親父が気紛れで引き取ったらしいんだけど、
何でそんなことになったのか、何でいつの間にかいなくなったのか、
そういう理由の説明が一切ない。
全体的に説明や描写がことごとく中途半端なので、
細かいことは本当に脳内補完するしかない。
そこは同人でも勝手に描けってことなのか・・・。
各試合も短いので普通にやったらとても盛り上がらない、
だからなのか、それとも単にやりたかっただけなのか、
無茶苦茶な演出で無理矢理に盛り上げるという手法を採っている。
すなわち、羆落としで相手が数メートル吹っ飛ぶ、
手塚ゾーンが恐竜を絶滅させる、リョーマがサイクロンで横回転、
津波の中でも試合続行、
ボールを求めて空中浮遊そして解脱、などなど・・・。
とにかくビジュアルインパクトで押しまくるという戦略は正しく、
爆笑と映像的快感で終わってみれば結構満足させられているという
実に不思議な映画になっていた。
プロダクションIGによる作画は最高峰レベルで、
派手なエフェクトと細かい人物芝居が素晴らしかった。
しかし石井明治はこれのあとにBLOOD+なんだよなぁ・・・。
あっちでもこれくらいやっちゃっていいのに。


実写版の予告はなかなか良く出来ていた。
どーでもいいけど「原作は1999年7月に連載開始」というので、
ああだから地球滅ぼしたりするのかー、と妙に納得してしまった。