シムーン ＃２４

　Simoun（シムーン）３ [DVD]
シムーン 異薔薇戦争 封印のリ・マージョン(初回限定版)
Simoun CDドラマ「嗚呼、麗しの派遣OL なぜなんだシムーン株式会社」
解散を告げられたコールテンペストの面々は、ついに泉へ赴くことに。
それぞれの、選択の時を前にした最後の葛藤、
そしてそれを超えた最後の「少女の日」の空気感の描写が素晴らしかった。
あの、卒業式のあと校舎ではしゃいでいるような、
上京する電車の中で楽しく笑い合いながら
一瞬の沈黙に支配されてしまうような感覚がたまらない。
実際、女子高生の卒業式のあとってこんな感じなのかも知れない。
突飛に見える設定を用いながら、描かれている内容は地に足がついている。
一方、卒業とは違う道を歩むのはアーエル＆ネヴィリルとユン。
ツンツンするアーエルに対して直球告白をかますネヴィリルという、
今までの関係がきれいに逆転したオチは見事だった。
二人はコールテンペストと全てのシヴュラの生きた証として
翠玉を成功させて異世界に渡る覚悟なわけか。
そしてユンはオナシアのあとを継ぐことに。
この三人は大人にならず永遠の少女でいる道を選んだわけだが、
だからといって成長していないわけではないのが複雑で興味深い。
それにしても・・・ユンの下半身が妙にエロい作画だった。
他のメンバーは次回、性別選択を終える感じだけど、
ここまできても誰一人どっちを選ぶのかがわからない。
モリナスはワポーリフに「男になって一緒にシムーンいじりたかった」と
かなりミもフタもないこと言っちゃったので男確定か？
カイムとアルティは、今回ようやく素直になった関係を見ると
カイムが男でアルティが女の方が自然だろうけどなぁ・・・。
パラ様はもうどっちでもいいや、どっちでもハマりそうだし。
あとは・・・ロードレとフロエが不意打ちで男にならないことを祈る。
しかし戦争テーマの方は未消化で終わっちゃうんだろうか？