へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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イノセント・ヴィーナス #12(終)

イノセント・ヴィーナス 1 [DVD] INNOCENT VENUS [DVD]
丈に対して、虚無的なお前が憎らしかったと語る仁。
だが仁は結局グラディエーターの暴走に負け精神を破壊され死ぬ。
そして始まるドレイクの攻撃、丈や司馬達が駆け付けるも、
やっぱりドレイクもグラディエーターの暴走に負け死ぬ。
最終的には沙那が暴走の元凶である仲間達の魂を沈めてエンド。
・・・丈、何もしてねー!!
グラディエーター同士のまともなバトルがなく、
暴走して自滅ばっかりなんだもんなー。
一番の見せ場は司馬の剣戟。あれは素晴らしい動きだった。
しかし全体的には、設定を繋いで消化しただけで、
ドラマとしてそもそも成立していないような印象だった。
この作品のテーマやここまでの構成を考えたら、
ラストバトルは怒レイクなんかじゃなく仁VS丈であるべきだし、
仁の孤独や狂気に対して沙那が何かしらアプローチしなきゃおかしい。
それがまるで消化試合のように終わっちゃって・・・。
キャラ立ての弱さ、ドラマの掘り下げの甘さが
最後の最後まで解消されなかったのは残念。
特殊部隊的な動作を高いレベルで表現した作画など、
見所はいくつかあったものの、結局のところは
地味でこれといったウリのない作品で終わってしまった。
80年代にOVA全4巻くらいで出ていれば
評価もされただろうに、現代に1クールかけてやる題材じゃ
そもそもなかったような気がするんだよなぁ・・・。