機動戦士ガンダムSEED DESTINYスペシャルエディション完結編〜自由の代償〜

機動戦士ガンダム フォトコレクションCellDX PHASE-actor (BOX)
コスミックスフィギュアコレクション2 機動戦士ガンダムSEED DESTINY編 (BOX)
スペシャルエディション完結編。
ＳＥＥＤの時は完結編だけＴＶで流してくれなかったので、
ちゃんと最後まで放送してくれたことには感謝。
オーブ攻防戦から、特別編最終回で補完されたキラとシンの
慰霊碑前での和解、そして新規で描かれるエピローグまで。
全体としては、アスラン主役というＳＥの建前が
いよいよこの完結編では破綻してたかなぁという印象。
ナレーションくらいしかアスラン視点らしさがないもんなー。
逆に、キラ＆ラクスの理屈と、シン＆レイの理屈という
二つの対立軸に関しては、本編よりわかりやすくなっていた。
ただ、わかりやすくなったがゆえに、
やはりシン＆レイ側があっさりとキラやアスランの言葉に
揺り動かされ敗れていく様子への違和感は強かった。
本編でも特別編最終回でも感じていた消化不良感が
今回も残ってしまったのは残念。
しかし、このデス種という作品は
結局そういうすっきりしない作品なんだろうなと納得はした。
どんなに構成を整理整頓しても、中核のテーマが
混沌そのものなんだからまとまるわけがない。
それをロボットアニメとしてのカタルシス付きで、
一応のエンドマークまで持っていった福田監督の豪腕は
改めて評価すべきなんじゃないかという気持ちも湧いてきたなぁ。
新規エピローグは、何だかんだで
プラントの頂点まで昇り詰めたキラとラクスが
みんな前でイチャイチャして周囲をドン引きさせるという内容。
一体これはどういう意味が込められているんだ！？
やっぱりこんなバカップルに明日は任せられないと
アスランが逆襲してくるという劇場版へ向けた前フリなのか！？