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天保異聞妖奇士 #18

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アビの姉は自ら異界で暮らしたいが為に、
妖夷の子を産み落とし鬼と化していた。
神や妖怪の子供を神隠しにあった女が産み落とすという話は、
神話や伝説では定番ではあるが、こういう形で見ると
かなりヤバいネタっぽく見えるというか、
ファンタジー鬼畜エロゲーっぽく見えるというか・・・。
異界に惹かれる人々という自分達に近い存在と
戦わなくてはならないことに葛藤を覚える小笠原と、
現世と異界の境を一度踏み越えているがゆえに
その辺りの善悪判断に迷いのないユキさんという構図は興味深かった。
山の民と国津神の関係は、山の民は蝦夷の子孫なので
あんまり関係ないという話に落ちついた。
細かいこと考えていけばそもそも蝦夷の発生にだって
色々あるわけでまったく無関係ってこともないはずだけど、
まあ神学的な意味合いにおいては関係ないのは確かか。
語られたテーマや重い余韻を残す終わり方など、
面白いシリーズではあったけど、
しかし重ね重ねこういうのは深夜の方が向いている気がするなぁ。