へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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RED GARDEN #22(終)

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OVA発売決定!!


ラストで大々的に発表すればいいものを、
OP後のCMで台本と一緒に公開したりするから、
今回でちゃんと終わらないんじゃないかと疑ってしまったぞ・・・。
しかし、本編はきれいに終了。
「何度でも殺してやる!!」
「何度でも生き返ってやる!!」
というエルヴェとケイトのやりとりに代表されるように、
命というものをどう捉えるかというテーマに集約される最終回だった。
エルヴェが狂気子安全開になってるのにちょっと違和感はあったが、
ラスボスとしての存在感は飛躍的に増していたのでまあいいか。
最後の最後にきて、本当にノリノリな子安武人だったなー。
愛する妹を抱き殺すシーンの絶叫は素晴らしかった。
バキボキ骨を砕く音を入れる演出の凄絶さも見事。
ルーラと四人の関係の落としどころは良かったが、
リーズの扱いは中途半端になってしまった印象。
失われるものの切なさみたいなものを背負って逝った形だが、
それにしては本編での四人との関わりの描き方が足りなかったかなぁ。
リーズに関しては最初から最後まで存在理由が明確でなかったような。
一面の花畑で四人が目を醒ますラストシーンは美しかった。
何だかんだでここまで観続けてきて良かったと思わせてくれた。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。


全体としては、独特のキャラデザインと雰囲気作り、
プレスコによるリアリティーを追求した芝居、
丁寧な日常描写など非常に意欲的で独創的な美点が多かった一方、
超人バトルや謎解き要素に関してはトンデモネタばかりで、
どうもその二点が噛み合っていない印象が最後まで残った。
たぶんスタッフとしても本当にやりたかったのは、
中盤辺りの話がまったく進まないなかで
四人の少女がケンカしたり仲良く部屋でダベってたりする回で、
バトル要素は商業作品として成立させる為の
言い訳みたいなものだったんだろうなぁという気がする・・・。
そういうウリがなければ作家性の強い作品を
成立させることが出来ないという状況は哀しいが、
GONZOもオリジナル作品は今後大幅縮小されるようなので、
これでも最後に無茶が許された幸せな作品になるのかも知れない。
まあ、とはいえOVAは出るようなので
まだGONZOの変なアニメの灯が完全に消えるわけではないのか?
話数減少で洩れたネタを使った後日談みたいな内容かと思ったら、
サイトのあらすじ読むとまたとんでもないことになってるな・・・。
荒廃した世界の賞金稼ぎって何っ!?