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金色のコルダ #25(終)

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金色のコルダ ~primo passo~ キャラクターコレクション5 月森編
柚木、まさかの復活!!
結局家には逆らったのか。サプライズもいいけど、
ちゃんとその辺のドラマをじっくり見せて欲しかった気もする。
そして伴奏者が怪我をしたということで、
香穂子の出番がラストに変更。
新たな伴奏者に以前香穂子を責めた柚木月森ファンの娘が
名乗りを上げてきたのは、ここまでの香穂子の頑張りを
端的に示していて良い仕掛けだったと思う。
各キャラの演奏シーンは、音楽だけでなく作画にも力が入っていて
見応え聴き応え充分。特に土浦のピアノ演奏は
様々な角度から演奏を見せる演出が素晴らしかった。
比べるのも何だけど、「のだめ」が演奏シーン動かないので
余計にこれだけ動かしてみせたことの価値が伝わってきたなぁ。
ラストは万感の想いを込めた香穂子のアヴェ・マリア
そしてセレクション後の男達の香穂子に捧げるセッション。
香穂子の演奏が急速に上手くなったことに関して、
前回の伏線を再度説明するような場面がなかったので
ちょっと違和感あったけどそれくらいは仕方ないか。
けど、セレクションの結果は発表して欲しかった。
ラストセッションは冬海ちゃんがいなかったのが不満。
やっぱ百合エンドはなしなのか・・・。
まあ、最終的に香穂子が選んだのはヴァイオリンなんだけど。
恋愛問題には決着つかなかったので、
続編やろうと思えばいくらでも出来そうではある。
ゲームも2が出たことだし、可能性はあるのかも。


コーエー原作女性向けゲームのアニメ化ラッシュのなかで、
この作品は頭一つ抜け出た完成度を誇っていた。
たぶん現実感のある設定と、恋愛要素よりも主人公の成長に
主眼を置いたストーリー展開が乙女ゲームっぽさを払拭し、
普遍的な少女マンガテイストを強めてくれたからだと思う。
そのぶん、恋愛ドリームものとしては
遥時やアンジェに及ばなかったかも知れないが、
それでもこの作品はより一般性のあるものになったことで、
男性をはじめ広い視聴者を得たのは確かなのではないかと。
実際、個人的にもこれほど楽しめた女性向けゲーム原作アニメなど
かつてなかった。スタッフの皆様、お疲れ様でした。